「どこまでも行け!園子温!」希望の国 ボヤッキーさんの映画レビュー(感想・評価)
どこまでも行け!園子温!
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この映画に希望はない。
あったのはこの映画が起こる以前の世界だ。
震災後、さまざまな形で、いろんなクリエイターが作品を残してきた。
園さんは園さんのスタイルでそれを見事に表現したと思う。
やりすぎ?いいんです!そのぐらいで!
何ならもっとやっちゃえば良かったんです!
おいらは故郷があまり好きではないが、突然住んでるところを追い出された経験はあるから、そこにもう帰れないという悲しさは痛いほどわかる。
原発はみんなを幸せにしたか?
誰もがそんなこと震災前は考えなかった。
原発が生み出すゴミを埋めるCMだってしてた。地下深くに1000年埋めてたら大丈夫だからって。ああ、そう、じゃあ、おいらが生きてる間は大丈夫なんだって、おい!1000年て、お前、鎌倉幕府前までいけるじゃねえか!なんて突っ込みいれてたのごく少数だった。
こいつは原発反対の映画だととっていいんだろうね。
少々不便でも、安全が一番だよね?
でも実際、それに耐えうる人は何人いるだろうか?
価格の上昇・品切れ・24時間営業の廃止、等々。
しかし、目に見えないものの恐怖をよくぞ表現したよね。
小野夫婦の愛情は憧れさえ抱かせるよ。
今も避難する人々の代弁者として描かれている小野夫婦。
「ここで生きている」
「おうちに帰ろうよ」
胸が痛む。
胸!
神楽坂恵の爆乳はいつ出てくんだ!と思ってたら、逆に着込んじゃった・・・。
ちょっと期待してたのに・・・・。
いえ、それが目当てで観たんじゃありませんよ。
でも次回は園さん、奥さんになったからといって、「恋の罪」のように爆乳たのみますよ。
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