ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ!のレビュー・感想・評価
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優等生で何がいけないか
リースウィザースプーンの顎のラインが素晴らしい。わざわざそこで止めるかという悪意に満ちたカット。喜びの垂直跳び。ピョーンピョーン。
優等生なら笑ってこき下ろしても良いという道理もないわけで、現代的にはここまでやったらアウト。努力はしていて何が悪いか?自己認識高め、意識低めのこの教師に邪魔立てされる謂れはないところ。何、人の顔を勝手に当てはめてコイてんだか?
それでも生きていける世の中。最後までとことん狡いのだが、そこがアレクサンダーペインらしさなんだろう。
身の丈に合ったところに落ち着くというのがこの映画のテーマか
不倫や選挙の不正の結果全てを失うが、博物館の仕事で細々と暮らしている中年教師のジム。優等生だけど高校でも大学でも人気の無いトレイシー。彼女と対象的に人気が高く、選挙には僅差で落選するも楽しくやっているポール。彼の妹で、退学処分になり不良のようになったタミー。結局何をしようが、それぞれが身の丈に合ったところに落ち着くというのが、この映画のテーマなのだろうか。
ストーリーは大した内容では無いけどドタバタしていてそれなりに面白い。高校の選挙でこれだけ盛り上がるのは、ボランティアなどの課外活動が盛んなアメリカならではだと感じられた。
堕落している教師
生徒は青春を謳歌しているだけで教師は一向に破滅に突き進んでいる。
生徒を利用して駄目にする行動をコミカルに楽しくてキャスト陣も存在感が抜群。
選挙を背景にそれぞれの人間性を個性豊かに描写して普通の人たちのようでマトモな人が皆無な登場人物のキャラが濃くて楽しい。
タイトルとのギャップ
リース・ウィザースプーンがとにかくウザい!
こういう子いるよなぁ、と見てるこっちまでいらいら…
お気楽な学園映画かと思いきや、『アメリカン・ビューティ』のような雰囲気のブラックな笑いたっぷりでいい意味で裏切られた^o^
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