「目新しさはなく」ハード・ラッシュ Blueさんの映画レビュー(感想・評価)
目新しさはなく
タイトルはズバリ、密輸(contraband)。 やってはいけないことだから、いいことがあるわけない。 トラブルが 更なるトラブルを招いて…というストーリー。
コンテナ船、外国、ギャングなど 組み合わせとしては今までにない感じですが 目新しさはなく、先が読めて 盛り上がりに欠けます。 『ドライヴ』という作品を先に観てしまったこともあり、悪者(ギャング)に脅威を感じないし 又“仕事をこなすスマートさ”が見えないのも 脚本負けしてるかなぁと思いました。
主人公・クリスを演じた マーク・ウォールバーグ。 製作にも携わっており、“自分を魅せる方法”を知っている彼。 それだけの器量がありながら 動きがイマイチなのは演出のため、と思うと ちょっと飽きてくる中盤。
クリスの妻・ケイトを演じた ケイト・ベッキンセール。 完全に「お飾り」です。
クリスの友人・セバスチャンを演じた ベン・フォスター。 前半のキャラ作りは良かったのに、崩すのが早すぎた感じ。。 『X‐MEN』で背中に羽が生えてた彼です。
ギャングのブリッグズを演じた ジョバンニ・リビシ。 こっちも 中途半端だったなぁ。。 もっと自由に演技させたら 彼の良さが出るのにと思いました。 『60セカンズ』のニコラス・ケイジの弟役が 未だに印象に残っています。
で、結局これでいいの? 運だめしってこと? ギャンブラーは いつまでもギャンブラー。 依存したらなかなか抜けられないだろうな。 でも、続編はいらないから、絶対。。
DVDで観てたら もう少し評価あがったかも、2.5。
P.S.マークの兄、ロバート・ウォールバーグも 出演していたらしいのですが、見つけることができず。。 ご存じの方、どの場面の どの役なのか ぜひ教えてください。