「とにかく映像が素晴らしい」ゼロ・グラビティ りーみのさんの映画レビュー(感想・評価)
とにかく映像が素晴らしい
やはりアカデミー賞でも作曲賞、視覚効果賞、編集賞、録音賞、音響編集賞、撮影賞、(監督賞)を受賞したというのも納得の映像の素晴らしさ、また音楽も必要最低限でありより宇宙空間のリアリティが伝わってくる。音響も映画館の音響をユニークに使用したシーンもあるのが見所でもある。
内容は、宇宙飛行中に宇宙空間に二人の男女が放りだされてしまう。酸素も少なくなり、衛星の破片が飛んでくるという様々なハプニングにみまわれることになってしまう。
そんな二人がこんな絶望的な状態から生き延び地球に帰ってくることができるのか。という作品である。わたしはこの映画から強く伝わったメッセージはあきらめないということだ。宇宙なんて途方もないくらい広いそんな中ちっぽけな人間が放り出されたら…考えるだけで心が折れてしまう。しかしそんな状態でもあきらめず、時には亡き娘や死んでしまった仲間に勇気をもらいながら生還していく姿に感動を覚える。また劇中に主人公が「例え失敗してもこの旅はいいものだ」というような台詞をいう。(うる覚えですが…)このようなところからあきらめたらそこで終わりであり、あきらめなかったら希望はある。あきらめず努力したらどんな結果であろうと悔いは残らない。というメッセージを感じた。何か迷っている方、決断したい方には特にオススメしたい。
登場人物が2人といっても過言ではないくらい少なく、本当にシンプルでわかりやすい。また次々起こるハプニングに冷や汗かいたり、ドキドキするシーンがたくさんあり、あっという間に終わってしまう感じがするくらいだ。
そして最初にも書いたが、映像が素晴らしいそれだけでも充分楽しめ勝負できる作品だ。