三重スパイのレビュー・感想・評価
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予習が必要でした
映画はスパイ活動に 重点を置いたものではなく その妻の、あくまで 一般人からの視点をとって 描かれています。 家庭内の夫がすでにサスペンスな存在。 妻はどう振舞うのが一番いいのだろうか。 さて、残念ながら 当時のヨーロッパの社会情勢に詳しくないせいで、 共産党だのファシズムだのの 力関係がいまひとつつかめず 完全に理解していません…。 前もって勉強されてから 見たほうがより楽しめると思います。 フランス映画の秘宝というイベントで 日本公開してくれたことに感謝です。 本当に映画関係者の方々のおかげで 世界中の映画を日本で見られる幸せを 噛みしめる。
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サスペンスとは
政治を前にしながら、それに耳を傾け、耳をそむけするカタリーナ・ディダスカウ。気づけば彼女に見入っている経験。そして彼女の不安や安堵に触れる経験。そこにこそ、そしてそこだけにサスペンスという体験があるのだと気づかされた映画でした。
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