「涙のジャック TEARJERK JACK・・・男は顔じゃない!ケツ!」フェイシズ kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
涙のジャック TEARJERK JACK・・・男は顔じゃない!ケツ!
顔がわからなくても声でわかるやろ!などというツッコミどころは常に付きまとう。しかし、「相貌失認」(失顔症)などという珍しい症状に陥った主人公アンナ(ジョボビッチ)の精神状態を考えれば致し方ないことなのだと思い、単純にサスペンスを楽しみました。
スパイになるには100人くらいの顔を記憶しなければならないだとか、自分には絶対に無理だと常々考えていましたが、改めて自分の認識力の無さを思い知らされました。似たような顔の俳優を選んだこともあるけど、やはり知らない外国人俳優の顔を把握するのは難しい。展開から想像すれば、最も怪しいのは恋人ブライスだったのですが、意外な展開や結末、そして混乱させる映像によって評価は若干上がった。
小学生教師をしている設定といい、顔認識の伏線も多く、聴覚障害のある精神科医の意見がとても参考になる。そしてプロファイラーものによくある連続犯の「犯行を止めたがっている」心理も活かされていた。欧米人と日本人とじゃ感想が変わりそう・・・
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