劇場公開日 2012年12月1日

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「ちょっと忙しい映画」恋のロンドン狂騒曲 xtc4241さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ちょっと忙しい映画

2013年1月18日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

ウディ・アレン監督作品を映画館でみるのは3作目。
どの映画も僕の好きな女優が出ている。

①人生万歳(エヴァン・レイチェル・ウッド)
②ミッドナイト・イン・パリ(マリオン・コティアール)
③恋のロンドン狂想曲(ナオミ・ワッツ)
また、以前アレン作品に数多く出た女優としては、
妻にもなったダイアン・キートンも当時は綺麗だった。

そんな目でみると、この作品は女優というよりも、
ストーリーで追うべきえいがなんでしょうね。

それでいえば、ちょっと忙しすぎる展開。
もう高年齢者ともいえる夫婦にその娘夫婦。
計4人が繰り広げるNeXT恋愛劇なんだけど、
笑い話とともに身につまされる話になっている。

例えば、高年齢の夫はポルノ女優に元気づけられて、
再婚をしようとするのだが、彼女にはマッチョな
男が出来てふられてしまう。

その娘はアートギャラリーのオーナーにあこがれるが、
親友に奪われてしまう。

アレンらしく、その経緯はさらりと描くのだが・・・
高齢夫役はアンソニー・ホプキンズ。
娘役がナオミ・ワッツ。この二人の名優だから、
もうちょっとこってり描いてもいいんじゃないか
と思ってしまった。

喜劇としてみたらいいのか、悲劇としてみたらいいのか。
ちょっと、戸惑ってしまう映画ですね。

まあ、人生の迷いのときの戸惑いを
誘っているのかもしれないとは思うが。

xtc4241