劇場公開日 2012年3月10日

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「そもそもモテる男しかセックス依存症にならない」SHAME シェイム クリストフさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0そもそもモテる男しかセックス依存症にならない

2019年9月13日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

映像的なエロスは多いがエロティックではなかった。
台詞があるシーンはBGM無くて、
BGMが流れるシーンは台詞やSEがない。
そのBGM自体も、ピアノの旋律だけとか寂しいのが多く、
その人物の悲哀を勝手に想像させる。
でも映像はエロい、という、脳内混乱映画。

ブランドン(Mファスベンダー)は、
金払う愛の無いセックスや公共的エロは大好きだが、
本当に好きな人とはセックスできなかった。(勃たなかった)
その時のあの哀しい表情、あれこそ「あぁ無情」。
この性癖が何となく共感できてしまう自分は依存症かもね。
あ、男同士でどうこうとかは全く共感無いけどね。

地下鉄の事故のシーン、絶対妹が飛び込んだと思ったのに、
だったらあのシーン要らなくねぇ?とか、
なんだかんだ言って、ブランドンはモテモテなのに悩んでるし、
留守電の人は結局誰なんだ、など、
割と理解不能な場面が多くて、感情移入し辛い。
やっぱり脳内混乱する映画。

モテない男には共感ゼロ。

クリストフ