「期待外れ。つまらない。」おおかみこどもの雨と雪 ぬんちょさんの映画レビュー(感想・評価)
期待外れ。つまらない。
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狼子供と母親の物語ということで、もっとファンタジックなストーリーを想像していたのだが、予想外に生々しい内容に途中から観るのが怠くなった。
花のつわり、彼氏の死、ご近所の嫌み、子供の嘔吐、シングルマザーの生き難さ、雨の女友達からの同調圧力などなど表現がリアルすぎる。アニメなんだからその辺りはもっと曖昧にしてもよかったのではと思う。
とくに、観ていて怠かったのは後半の覚醒した雪だ。あれは野生が目覚めたというよりは、「狼の俺カッコイイw」というような中二病の痛い少年に見えた。格好つけてドヤるのもいいが、母親と姉はもっと大切にすべき。居なくなるなら居なくなるで周りに迷惑をかけるな。雪は父親の駄目な所を受け継ぎすぎる。
部分部分には面白い所もあったが、全体的にみると単調で盛り上がりもなく酷く退屈な映画だった。
ファンタジックな内容を期待している人は観るべきではないだろう。
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