「小さなお伽噺を聞いた感じ」おおかみこどもの雨と雪 くろすけさんの映画レビュー(感想・評価)
小さなお伽噺を聞いた感じ
綺麗にまとまっているけど、素っ気なく終わった感じで、何か寝る前に小さなお伽噺を聞かされて、途中で寝てしまい、それで最後どうだったっけ?って感じの雰囲気です。
大人が映画館で見るほどじゃなく、感動する訳じゃなく、かと言ってつまらないって程じゃない。
まぁ小奇麗にまとまってる感じですね。
主人公少女がお母さんに謝るシーンなどでは、少々目が潤みかかりましたし、幼い姉弟の行動に笑わされ、娘の成長に感心し、息子の変化に動揺する。
そんな感じで小綺麗にはまとまってるんですよね。
非難するほどではないし、滅茶苦茶絶賛する感じでもない。
あえて、おや?って部分を言うと、前半セリフもナレーションもが少なく、淡々とシーンを進める辺り、ちょっと不思議な映画でした。
「時をかける少女」「サマーウォーズ」は、私の好きな映画に入るので、今回も細田さんの映画に期待してた部分は、少々残念な感じは残ったかな。
コメントありがとうございます。
たぶん、DVDでならもう一度くらい、観ると思います。
私はハリウッド症候群かどうかは自分では判りませんが、自分の映画スタイルに書いているように、心に何かしら残る映画が好きです。(良くも悪くも☆5つも☆1つも)
一番好きなのは、観終わった後にジィ~ンと残る人生ドラマのような作品が好きですが、爆笑したりワクワクさせられたりするのも、かなり好きです。
そういう意味では、邦画の方が(駄洒落じゃないですよ)心に残る作品が多い気もしますねぇ。
ただ、観終わって心に何も残らないというのは、言葉の表現の仕方の問題かも知れませんが、映画館でお金を出して観る価値があるとは、私は思っていません。ごめんなさい。
そこは各人の価値観と思いますので、他の人の観方はどうなんでしょう?
余り気にしていませんでした。
まぁ観るタイミングや回数などで、同じ映画から受ける印象も大きく変わる事があると思いますので、機会があれば、もう一度観てみますね。
もう一度観られて、それでもあまり感じるものが無いとしたら・・・それはハリウッド映画症候群です。全部説明されていて、でも観終わっても何も心に残らない映画の方がわかりやすいと思いますが、いかがでしょう。