「大人にこそ観て欲しい」おおかみこどもの雨と雪 ナミーさんの映画レビュー(感想・評価)
大人にこそ観て欲しい
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公開が待ち遠しかった今作。
その期待を裏切らない、素敵な作品でした。
女子大生の「花」が、おおかみおとこの「彼」と出会い、恋をする…
自分がおおかみおとこであることを打ち明ける彼に、花が言った「怖くない。あなただから」というセリフに、「精神年齢:女子中学生」の私は胸キュン(死語)
子供を身ごもり、病院にも行けず自分たちで出産→おおかみおとこの死→誰にも頼れず一人で子育て→狼として生きることを選んだ雨との別れ
この展開に、私の涙腺はずっとゆるみっぱなしでした(T_T)
(まだ妻にも母にもなっていない私ですが)
他の子とは違う自分を恥じ、人間の女の子として生きることを選ぶ雪と、成長していくにつれ、父親に似てたくましくなっていく雨
花の子育て奮闘記だけでなく、おおかみこどもの成長記としても見応えがあると思います。
また、近年の劇場アニメにありがちな、俳優・タレントの声優起用は「残念な結果」になることが多いのですが、宮崎あおい、大沢たかお、菅原文太…といった俳優を声優として起用している今作では、残念な感じがなかったので、その点は非常に良かったです。
「アニメ=子供向け」と敬遠している大人の方にこそ観て頂きたい作品です。
夏休みということもあり、劇場にも幼い子供連れの方が目立ちましたが、この子たちが理解するにはちょっと難しいのでは?と思いました。
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