「生き方の選択」おおかみこどもの雨と雪 しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
生き方の選択
クリックして本文を読む
第36回日本アカデミー賞最優秀アニメーション映画賞受賞作。
"金曜ロードショー" で鑑賞。
原作は未読。
アイデンティティーを求め、自分の意志で人間として生きるのか、またおおかみとして生きるかの選択を下した雨と雪。それを見守った花の母としての決断。鮮やかなビジュアル、心の揺れを表現する演出が見事で、心揺さぶられました。
おおかみおとこの死後、必死にふたりの子供を守り育てて来た花。おおかみこどもの子育ては困難の連続で、どうなってしまうのかとハラハラしてしまいました。
子供は、親の知らないところでぐんぐん成長しているものなのかもしれない。親としては嬉しいけれど、戸惑いの方が先に来てしまう。私はまだ親ではありませんが、両親はそう感じた経験があるやもしれず。花の心理描写が繊細で、私もいつか親になれば経験する感情なのかなと想像しました。
※修正(2024/04/20)
コメントする