「優しく強い「別れ」の物語。」おおかみこどもの雨と雪 Atsuhitoさんの映画レビュー(感想・評価)
優しく強い「別れ」の物語。
それぞれの個性を自分で選び変わっていく雪と雨、そして狼と人間どちらの個性も生かせるように大らかに辛抱強く愛情を注いだ母の花。それぞれの眼差しの変化が、映画全体を通してとても印象的だった。
出会いは自然と訪れるけれど、別れは心が強くないとできない。2人が去った後の家で最後にふっと笑う母の笑顔に花という名前の由来を思い出して、その一所懸命で素直な生き方に胸が震えた。
コメントする