「子供が出演していても、子供向けではありません」ピンチ・シッター Blueさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0子供が出演していても、子供向けではありません

2012年2月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

『A Very Harold & Kumar 3D Christmas』(レビュー書いてます)と ほぼ同じ。 どちらかというと こちらの方(『The Sitter』の方がブラック・ユーモア多め)がウケたかな。 『スモーキング・ハイ』を撮った監督作品と聞けば、大よそ想像がつくことでしょう (ドラッグ、どんくさい野郎、追い追われて、ドンパチ、など)。

ニートなおデブのモテない男・ノアは 話の流れでつい ベビー・シッターを引き受けてしまう。 適当に居ればどうにかなると思っていたノアは 3人の子供に振り回され、その上(シッター)バイト中 ガールフレンドに呼び出されて… トラブルに巻き込まれて… というストーリー。

主演のノア役に ジョナ・ヒル。 出てきただけで ちょっと笑える。 何か面白いこと言うんじゃないかという期待で また笑う。 大したセリフでもないのに、ジョナが真顔で言うから 大ウケする。 まぁ一言で言うなら マニアックなブラック・ジョーク、しかも 子供を巻き込んで(そこはちょっと卑怯な手だと思ったけど… まぁ笑えたからいいか)。

町のギャング・カール役に サム・ロックウェル。 ちょっと意外な配役で 興味深い。 友情出演なのか、それとも息抜き程度に出たのか… どちらにしても唯一のスター(かも…)。
ベビー・シッターしてもらう子供の一人、スレイターを演じた マックス・レコーズ。 『かいじゅうたちのいるところ』で 主人公・マックスを演じていた子です。 透明感があって 中性的な彼、そういう役どころです。
その他、スレイターの妹と弟を演じた子役ちゃんたちも 監督に踊らされつつ、毒づいたセリフと行動で 面白かったです。

DVDで決まりでしょう。

Blue