「ウタヒメ」ウタヒメ 彼女たちのスモーク・オン・ザ・ウォーター yasanさんの映画レビュー(感想・評価)
ウタヒメ
18日西宮ガーデンズで見ました。黒木瞳さん、木村多恵さん、静ちゃんが舞台挨拶されるというんで、興味津津でした。
映画で流石と感じ入ったのは、真矢みきさん扮する、自称ロッカー。もうその手つき足つき、体つき、メチャンコかっこいい。宝塚男役の革命児、異端児というの何かで読んだことありますが、頷けました。
日本一不幸が似合うと言われる多恵さんも、楽しく演じているようで、まあ好感がもてましたが、彼女の持ち味はあんまり発揮できてないかな、と思いました。
静ちゃんは挨拶の衣装がすごく似合ってた。綺麗でした。で、飾らない言葉で話すから、どうしたって応援したくなりますよね。London オリンピック出場頑張って下さい。
一番殻が破れてなかったのは、黒木さんでしょう。優等生がやっぱり抜けない。今後どんな役を模索したらいいんでしょうね。
ただ、舞台挨拶の黒木さんは、とても上手かった。
あと、Deep Purple の曲なのに、何故kissの白塗りが出てくるのかよく分かりませんでした。
たった1回のstage演奏で、黒木さんはヒッキーの娘が登校できるよになり、夫との関係も改善し、多恵さんは再婚でき、真矢さんの夫の鬱病が改善し、静ちゃんの万引きが治り、友達も作れるようになる、なあんて話がうますぎませんか?
これは、脚本家と監督の問題だと思うので、女性の側の問題を取り上げ、女性の視点で描くにしても、もっとシビアに社会への切り口を示すべきだと思います。
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