「私は○○だけど○○だよ」だいじょうぶ3組 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
私は○○だけど○○だよ
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生まれつき両腕両足が無い体ながらも小学校で生徒たちを教えた乙武洋匡の自伝的小説の映画化。
乙武氏が自身をモデルにした赤尾先生に扮する。
何と言っても、乙武氏あっての作品。
実際に教壇に立っていたので、生徒たちへの接し方、話し方は本当の“先生”。
「大丈夫」の眼差しが優しい。
生徒たちに扮した子供たちもお見事。
赤尾先生と生徒たちの初対面シーンは、リハ無しのぶっつけ本番だとか。
距離感もナチュラルで、乙武氏も子供たちも演技臭さを感じさせない。
国分太一や榮倉奈々も出演しているが、ハッキリ言って完全に霞んでいる。(榮倉奈々なんて居る意味あった?)
生徒たちは“普通じゃない”先生に戸惑いながら、1年間がスタート。
いきなり、生徒の上履きが無くなる事件が発生。
クラスが犯人探しで躍起になる中、先生は何故その子がそういう事をしてしまったかを心配する。
運動会間近。かつて学年で一番の駿足だった生徒は非協力的。
結果より、成長。
先生は頑張る尊さは教える。
夏休み明けて、一人の女生徒が不登校に。原因は、ある偏見の僻み。
「先生は変?」「普通って?」…先生は身を持って“偏見”を教える。
登山の遠足に先生が行けない事に。先生と一緒に遠足に行く為に、生徒たちは一致団結して行動を起こす。
赤尾先生と生徒たちの絆は強く深まっていた。
私は○○だけど○○だよ。
先生は生徒一人一人の長所も短所も個性である事を教える。
自分だったら、アナタだったら、どんな言葉が入るだろうか。
俗な言い方だが、こんな先生に会いたかったと素直に思わせてくれる作品。
後、クッキーの味が美味しい。
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