「♪少女だったといつの日か〜 気付く時がくるのさ〜」今日、恋をはじめます 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
♪少女だったといつの日か〜 気付く時がくるのさ〜
武井咲と松坂桃李の共演で人気の少女漫画を実写映画化。
女の子の夢がたっぷり詰まった純愛映画である。
地味なヒロインが学校一のイケメンと恋に落ちる…というのが最近の少女漫画の傾向。実写映画化されたものにもそれが多い。「君に届け」「僕等がいた」「高校デビュー」などなど。
本作も例外に漏れず。
“昭和女”とあだ名され地味でダサかったつばきと、秀才ながら女性経験豊富なモテ男・京汰。
「こいつ、俺の女にするから」とまるでからかわれるようにファーストキスを奪われる最悪の出会いだったが、次第に京汰の意外な優しさを知り、初めての恋をするつばき。何時代?と思うほどダサかった服もお洒落に洗練されていく。
過去のトラウマから女性に対して本気になった事がなかった京汰もつばきの健気で純粋な姿に惹かれ始める。
しかし、二人の間には問題が山積み。京汰のトラウマの原因である母との関係、元カノの出現、つばきも何故京汰が自分を選んだのか悩む。
一度は両想いになった関係もぎこちなくなる。二人の恋の行方は…?
ベタ過ぎ!あり得ねぇ〜!…けど、夢のような恋を見させてくれる。
男性諸君にはこっぱずかしいが、劇中の登場人物と同世代の女の子には堪らないだろう。…大人の階段を登るまでは。
武井咲は「愛と誠」「るろうに剣心」の役よりかはしっくりくる。
好青年のイメージが強かった松坂桃李も俺様キャラをすんなり。
だけど…
この作品、地味な真面目女子と俺様なイケメンの恋が見所なハズなのに、京汰の俺様キャラは最初だけで後はありがちな純愛映画になってしまっている。
でも、それ以上に驚きなのは、高校生なのに「俺は一度寝た女とは寝ない」とか、中学で経験済みだとか、今時の若者って…。
いや、自分が古いだけなのかな??
それと、やっぱり黒いシロクマは想像出来ない!(笑)