スープ 生まれ変わりの物語のレビュー・感想・評価
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涙も笑いもあり最後には希望が残りました
私は本名、森田健と申します。
映画の最後に原作者として小さく表記されています。
昨日は、完成披露上映会に行ってきました。
私は脚本の段階には関わっていましたが、完成された作品を見るのは初めてでした。
まず、一点だけ残念なところがありました。
あの世に行ってすぐのシーンで、太陽光線が強すぎる場面がありました。
私は中国の生まれ変わりの村というところで前世・あの世記憶者91人に面接調査しています。その後日本でも5人の証言者を得ました。
そのデータが基礎となって今回、映画「スープ」が作られました。
証言者たちによれば、あの世に太陽はないそうです。
つまりあの世は太陽系ではないのです。
太陽がないと暗いかと言えばそうではなく、全体が明るいという感じなのです。
この一点を除いて、映画はデータ通りでした。
ひとことで言えば、あの世はこの世とそっくりです。
太陽はないのに昼と夜はあります。
雪も降るときがあります。
セミも鳴いています。
お酒もあります。
寝るときはどこでも寝ます。
そして飲めば前世を忘れるというスープがあります。
私の調査したデータ通りのあの世がほぼ表現されていました。
しかしこの作品は私の「原作」を超えていました。
まさか私が感動して泣くとは思ってもいませんでした。
映画の配役に感情移入して何度も泣きました。
周りを見れば、他の観客も泣いていました。
悲しくて泣くのではなく、感動して泣くのです。
笑いも随所にありました。
つまり笑いと涙の作品なのです。
何よりも嬉しかったのは、生まれ変わりの村の証言者たちを否定した作品にならなかった点です。
前世記憶者には悩みがあります。それが映画でしっかりと表現されていました。
それどころか「悩み」を「希望」に変えていました。
私は調査に15年の年月をかけています。
最初に書いたように96人を面接調査しました。
中には自殺で死んだ人もいました。
そのことを記憶していることで「二度と自殺はしたくない」と言いました。
彼らもこの映画を見たら、きっと喜んでくれると思います。
おかしくて、泣けて、考えて、話したくなる。。。
“生まれ変わる”という設定をここまでリアルに描いた作品を初めてみました。“あの世?”の創造力に笑ってしまう場面いっぱい、さらに“再びのこの世”がまたすごくおかしい。
生瀬さんと松方さんの絡みに大笑いしつつ、若手俳優たちのキラキラした演技に感動しました。
そして父と娘のスト-リーはめちゃくちゃ泣けます。
いまを悔いなく生きているか?
生まれ変わりを選ぶか、新しい自分を生きるか?
自分だったらどうする、といろいろと考えて、
ついつい人に話したくなってしまいます。
大切な人といっしょに観たい映画ですね。
スープ 生まれ変わりの物語
現時点で早くも本年度ナンバーワンの傑作。
それ程期待せずに鑑賞したら超大穴だった!
見事な脚本と絶妙なキャスティング、
特に生瀬勝久さんとこれから活躍間違いなしの
十代の役者陣の演技には拍手を送りたい。
ラストシーンの感動は一生モノかも。
笑って、泣いて、感動して、この映画最高でした。
最近にない感動映画でした。泣いて/笑って/感動して、あっという間の
2時間でした。
多くの人たちに同じ感動を実感してもらいたいな。
本当に、泣いて、笑って、感動した時間をありがとうごあいました。
最後は涙が止まらなかった
しずかに物語が進んでいく。
ジワジワと世界に引き込まれ、感情移入した。
父と娘の親子愛の話ではあるが
それにとどまらず全ての愛に通ずる話だと思った。
私にはまだ子どもはいないが愛する人に愛を伝えているか?
いつ何が起こっても後悔しないようにしなければと自問自答。
人は生まれ変わる。
その時に記憶を引き継ぐかどうか?
私なら引き継ぐだろうな。
公開が始まったらもう一度今度は嫁と観にいこうと思います。
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