劇場公開日 2012年7月7日

「ハートが確実にヒートアップして、そして涙腺から激しく熱いものが流れでて止まらなくなります!」スープ 生まれ変わりの物語 グミちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0ハートが確実にヒートアップして、そして涙腺から激しく熱いものが流れでて止まらなくなります!

2012年7月7日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

まだ映画を観てジーンとした体験が残ってます。

HPでもりけんさんが撮影の密着取材をされてた時の独り言や写真が映画のシーンにだぶってリアルな感覚で映画を観ていましたが突然来ました。

突然涙腺が拡張したんではないかと思うくらい熱い涙が流れて止まらなくなりました。

生瀬勝久さん演じる渋谷さんと渋谷さんが生まれ変わった役の野村周平さんの解放系でなく内に秘めた演技がバトンタッチされてるような父と娘の再開のシーンが、とても透き通っている印象で感動しました。

「あの世」の映像が未来のおしゃれな空間のようで、天使の女の子が元気でいたずら好きな感じが、たくましくて天使のイメージも変わりました。

きれいなお花のシーンがたくさん出てきたり、死んで探索しに行くときに通る未来チックなトンネルや、まるであの世が三次元の未来の空間のような錯覚に襲われました。

小西真奈美さん演じる綾瀬由美さんが渋谷さんに話す子どもの頃の忘れてしまいたい体験とか、一つや二つや三つは誰にでもある経験なのかなと思うと、自分に問われている気がしました。スープを飲むのかを。
「運命が決まっている」と言うことと、その運命の私であると言うことと、「運命」と「私」と仲良くして生きなさいよと言われているように感じました。

わたしが17才のとき母が他界したとき腰がぬけるほど泣き叫んだこと思いだしました。

自分の大好きで分身のような人が突然死体になったら思考の領域はぶっとんで感情の反応をただただぶつけるしかなかったけど、30年あまりたって、あの世という場所でまた生きているんだよということを知ることが出来て、今だったら映画の中の渋谷さんのように、大好きな人が幸せでいてくれて自分も幸せという思いが、強制的というか自動的に目の前からいなくなっても、目の前からいなくなって見えなくなったけど、今度はあの世の場所で生きているんだという安心の大前提の情報をもりけんさんから知ることが出来て胸がいっぱいになったです。

エンドロールはほとんどの人が座ったまま、もりけんさんのクレジットを見守るようにしていたのが胸が熱かったでした。

グミちゃん