「めでたしめでたしのその後は…。」ヘンゼル&グレーテル arakazuさんの映画レビュー(感想・評価)
めでたしめでたしのその後は…。
ほとんどのおとぎ話は“めでたしめでたし”で終わる。子どもの頃はその予定調和に何の疑問も持たないけれど、ある日ふと気付く。
王子様ちお姫様、あるいはおじいさんとおばあさんはあの後どうなったんだろう?と。
そんな素朴な疑問に答えてくれるのが、今作。
お菓子の家に迷いこみ魔女退治した後、成長したヘンゼルとグレーテルはなんと凄腕の魔女ハンターになっていた!
テンポはいいし、ヘンゼルとグレーテル(ジェレミー・レナーとジェマ・アータートン)のアクションも冴えている。そもそもなぜヘンゼルとグレーテルは森に取り残されたのかという疑問にも答えてくれるのだが、日本では劇場未公開。子どもをターゲットにするにはグロ過ぎるし、キャストがちょっと地味なのとスケールという点で物足りないのがその理由か?脇のキャラクター(特に後にヘンゼルとグレーテルの仲間となる二人)のインパクトももう少し欲しいかも。
続編の匂いがプンプンするラストだが、これが劇場未公開ということは、続編も劇場公開は難しいだろう。
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