「思っていた以上に良作」ヘンゼル&グレーテル しーちきんさんの映画レビュー(感想・評価)
思っていた以上に良作
クリスマスイブの夜にDVDにて鑑賞。笑
童話のヘンゼルとグレーテルは魔女を火の中へ投げ入れてめでたしめでたし、ですが、本作はその後2人が魔女退治を生業にしているというストーリー。
ある街では子供が行方不明になる事件が多発していて、魔女の仕業と囁かれるこの事件を解決するために兄妹は雇われます。するとやはり、魔女たちが火を克服したいがためにある壮大な儀式を行おうとしていることがわかるのです。リーダー格である黒の大魔女を追ううちに、自分たちの母親は白の大魔女で、彼女が殺される原因を作ったのは黒の大魔女であること、そして儀式には白の大魔女の心臓が必要であることが発覚します。
つまりヘンゼルとグレーテルもまた魔女の血を持つものであり、さらに白の大魔女の血を引く娘であるグレーテルの心臓こそが儀式に必要だったのです。
儀式が行われる日、魔女たちが多数集っているところにヘンゼルが襲撃し、街に住んでいた白の魔女や、黒の魔女のもとでこき使われていたトロールと協力して黒の大魔女を倒してエンド。
ジェレミー・レナーはアベンジャーズのホークアイのイメージしかないのですが、本作でも大体そんな感じだった。相変わらずいい体している…
魔女退治には銃やらボウガンやらが用いられ、意外と肉弾戦が多い。魔女はめっちゃ走るし(もちろん箒で飛んだり杖で魔法を使う)、杖を取られようが全力で殴りかかってくるという。このアクションシーンがかっこよかったですね。兄妹で協力する戦闘がよかった。グレーテルめっちゃ強いしかっこいいし美しい。そりゃファンもできるわ。
でもストーリーの展開を良くも悪くも大体予想出来てしまったのは残念だった。予想外な展開があってもよかったが、そもそもストーリー自体が斬新で面白いからそれほど気にするほどでもないかなと。
グロ描写多めだったのはいいとして、「そんなに血飛ぶ?」と一瞬現実的に考えて冷めてしまった。笑
あと、ヘンゼルの注射ってただの糖尿病なの?単純に謎
事件解決後も、協力してくれた仲間と一緒に魔女退治を続けている描写はすごくわくわくした!