「御伽噺は意外とグロテスク」ヘンゼル&グレーテル ふーみんさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0御伽噺は意外とグロテスク

2017年1月24日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

怖い

興奮

皆さんご存知、グリム童話のヘンゼルとグレーテルを独自解釈し
ダークファンタジーアクション映画に仕立て上げた作品。
漂うB級臭のわりに、キャストが豪華なのも見どころの1つ。

ヘンゼルとグレーテルが魔女狩りのハンターという、なんともジャンプ漫画のような設定が、妙に男心をくすぐりますねー。
おそらく中世の時代が舞台と思うのですが、ライフルでガンガン魔女を撃ち殺し、マシンガンをぶっ放したりする所も、かなり漫画チック。
監督さんは、日本の漫画が大好きなのかな?
あと魔女のデザインが、禍々しくていかにも悪いモンスターな感じも◎。
キャラがそれぞれ立っていて、見せ場もちゃんと用意されていたのが好印象。
個人的にミーナ役の、ピヒラ・ヴィータラの美しさにやられました。笑

90分もない作品なんで、気軽にサクッと見れるのもいいですね。
そのかわり、かなり展開が早いなあとは思いましたが
話自体は全然難しくないので、置いてけぼりを食らうこともなく
非常にテンポがいいなと思いました。
全体的にグロテスクな描写が多いので、苦手な人は無理かも。

それにしてもなぜパラマウントはこの映画をDVDスルーにしたのか。
このレベルなら、日本でもそこそこの興収を稼げたと思うので
いささか疑問に思いますねー。
実現するかはわかりませんが、続編の計画があるらしいので
次があればぜひ劇場公開もしてほしいですね。

ふーみん