惑星のかけらのレビュー・感想・評価
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三津谷は元カノを半年間ストーカーし続けている男。 変な男だが根はやさしい。 そんな二人が出会った一晩の出来事が映画の中でつづられている。 映画は性的な描写がいくつかあるのでR15+となっている。
動画配信で映画「惑星のかけら」を見た。
劇場公開日 2011年11月26日
2011年製作/73分/R15+/日本
配給:スローラーナー
帰りたい家がない女の子、和希は渋谷で道行く男に
「一緒にいてくれませんか」と声をかけ続ける。
彼女は多部未華子を幼くしたような感じ。
三津谷は元カノを半年間ストーカーし続けている男。
変な男だが根はやさしい。
そんな二人が出会った一晩の出来事が映画の中でつづられている。
映画は性的な描写がいくつかあるのでR15+となっている。
満足度は5点満点で4点☆☆☆☆です。
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少女の呼吸を捉える長回しとシンプルなボーイミーツガールと終わってくれない世界。
映画には2種類あって、誰が見てもわかるようにセリフ・感情表現・説明的なカット割り・感情を盛り上げる音楽を使った定食みたいな映画と、説明を省いて、見る人の思考と想像力にゆだねる映画がある。
前者の映画を好きな人はたいてい後者を嫌う。
この映画は後者。一見無駄に見える長回しも、一見意味不明に見える人物像も、見る人を選ぶのだろうが、僕にはどんな定食映画よりも美味しく見える。
排泄物のように汚い渋谷の一夜の絶望的なボーイミーツガール。でも決して世界は崩壊してくれない。少女の呼吸リズムを捉えるような長回しで、ある種の心の痛さを表現することに成功している。
そしてこのエンディング。僕は大好きな映画。
読み替えれば「神を信奉し続ける男と、神に見放された少女との、背徳的な逢瀬と絶望」とも読めるので、楽しい映画だと思います。
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