劇場公開日 2012年3月24日

「面白い!!!」海燕ホテル・ブルー kieさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0面白い!!!

2012年3月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

知的

難しい

60年代の若松孝二が帰ってきた!なんだ!この映画は?!面白すぎるじゃないか?!!謎の女(片山瞳)の、あの生々しくも神々しい佇まいに幻想に誘われ、男達(地曳豪、井浦新、廣末哲万)が自滅していく様は、痛ましい今の縮図を象徴しているかのようだ。そこに現れる警官(大西信満)突然演説しだす青年(岡部尚)が、なおファンタジックな世界を奇妙にいろどっていく。
怒り、哀しみ、愚かさ、滑稽さ、エロス、母性、赦し、様々な要素が、ない交ぜにされ、こんな映画は唯一無二だと感じさせる。
若松孝二、ヤバイ男だ。かっこよすぎるぜ!

kie