「小柳友の役が、「図体がでかくて太ってた/元いじめられっこ」というバ...」カラスの親指 maruさんの映画レビュー(感想・評価)
小柳友の役が、「図体がでかくて太ってた/元いじめられっこ」というバ...
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小柳友の役が、「図体がでかくて太ってた/元いじめられっこ」というバックボーンがあったが、阿部寛が同じくらいでかいので、しかも5人全員揃って家の中で初めて紹介されるから、否応でも同画面で阿部寛と小柳友が対比になってしまい、『図体がでかい』という特徴が激減。
芝居が良かっただけにもったいない気もします。少なくとも阿部寛以上の図体のでかさ、一発で見た目でパッと見わかるような人ならまだしも、違和感が最後まで残ってしまった。少なくとも、最初に画面に登場させるときは、阿部寛抜きの4ショットのほうがよかったようにも思えました。
村上ジョージさんの芝居も真っ黒なカラス=プロ中のプロとして見たら、(…こんな感じの標準語で…しゃべりかたもそうなのかも…)と妙に納得してしまうような。
阿部寛節全開の立ち振る舞いもいいですし、ストーリーのオチもわかりやすく観やすい。2時間超えの映画ではあるが、ゆったりと、わりとしんどくなく観られる。
しかし、物語の「話の流れ」はスムーズだが、阿部寛の抱える複雑な『感情の流れ』がぶつ切りになって見えて、単調に見えてしまった。主観的な視点が少なく、すべて第三者目線のような・客観的に描かれていて、感情移入はしにくい部分がありました。映画を観てるのに小説を読んでるような雰囲気も感じられます。とはいえ、理屈抜きに観やすくて、おもしろいです。
あと、パッケージの石原さとみの写真、ずっと北川景子だと思ってました。
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