「キャシディ一家対警察・悪い大富豪の対決。」崖っぷちの男 カル―ステ・ガルベンキヤンさんの映画レビュー(感想・評価)
キャシディ一家対警察・悪い大富豪の対決。
キャシディ一家(主人公で刑事:ニック・キャシディ、弟:ジョーイ・キャシディ、弟の恋人:アンジー、父:フランク・キャシディ)が協力して悪い大富豪・汚職警官たちと対決します。
大富豪は2008年のリーマン・ショックで大損するのですが、巨大なダイヤを盗まれたことにして、数千万ドルの保険金を手にして復活します。
ニック・キャシディと言う元刑事が上記のダイヤモンドを運んでいたのですが、同僚の刑事に裏切られ、ダイヤを奪ったとされます。本人は無罪を訴えますが、結果は懲役20年くらい。普通、刑務所からは出られないんですが、親族の葬式には参列できるので外に出られます。葬式の場で、弟とやらせのケンカをして逃走に成功。
それから、高層ホテルから飛び降りようとします。なかなか、真相が明らかになりませんが、不思議と間延びしませんでした。
飛び降りるのは実はおとりで、高層ホテルの隣にある大きなダイヤモンドをジョーイ(弟)とアンジー(弟の恋人)が盗み出します。で、高層ホテルの客室係に「2日後に取りにくるから預かっておいて」と任せます。ところが、客室係はダイヤをふところに入れます。悪人の手先なのでしょうか?
主人公が逃走中に、仲間だと思ってた黒人刑事がやってきます。改心した黒人刑事が、助けに来たのです。しかし、彼は銃で撃たれます。
最後に主人公は高層ホテルの屋上から飛び降り防止用のスポンジに飛び降ります。そして、ダイヤを持って逃げようとしていた悪人富豪からダイヤを取り、みんなに「これが(盗まれていたはずの)ダイヤだ! 俺は無実だ!」と叫び、身の潔白を証明します。
主人公は釈放され、交渉人の女性刑事と警察御用達のパブに行きます。そこで、主人公が「自分のニュースはもう飽きたよ、テレビのチャンネルを替えてくれ」とバーテンダーに言いますが、彼は「断る。私のお気に入りでね」と拒否します。そのバーテンダーこそ、主人公の父で高層ホテルで主人公に食事を差し入れしたり、ジョーイ(弟)とアンジー(弟の恋人)が上記の「2日後に取りにくるから預かっておいて」と渡したダイヤを預かっていた父のフランク・キャシディだったのです。
そこで、終わりと思いきや弟のジョーイが、恋人のアンジーにプロポーズ。もちろんプロポーズは成功して正真正銘のハッピーエンド!
主人公は交渉人役の女性刑事と良い雰囲気で、グラスを合わします。この後、ベッドインしたのでしょうかw 弟が結婚したのなら、兄もゴールインするのかも知れません。