「失敗作としての、『神々との戦い』+α」009 RE:CYBORG 智哉さんの映画レビュー(感想・評価)
失敗作としての、『神々との戦い』+α
石ノ森作品に内包されたヒロイズムや思想性を、こんな薄っぺらいシナリオで再現できるはずもなく…。
ましてや制作にいたるまでの過程における紆余曲折を、作品の悪因に結び付けるのは言語道断。
見る側に制作側の政治的理由など無関係である以上、こうした形で009はリメイクされるべきではなかった。
「終わらせなければ、始まらない」
大丈夫。なにも終わってないし、なにも始まってないから。
ただ、唯一の感動に値したのは、映像表現とBGM。
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