「人間であるが故。」J・エドガー Noriさんの映画レビュー(感想・評価)
人間であるが故。
やや冗長に感じられたが、実話ベースの人物伝、生涯独身で権力志向の強い彼のお話ならこんなもんなのか。
フーバーは一応正義のために奮闘していたのかもしれないが、やはり人の数だけ正義はある訳で。自身の正義に固執するあまり、その正義のせいで自身もがんじがらめになってしまう。自身をヒーローとして仕立てあげる、記憶が置換されていくのも、彼が人間であるからこそなのかもしれない。
マザコンだろうが、同性愛者だろうが、愛する人がいて、その対象に受け入れられていたなら。それだけでも人生捨てたもんじゃなかったんじゃないかな。
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