「ディカプリオである必要はあったのか…」J・エドガー αさんの映画レビュー(感想・評価)
ディカプリオである必要はあったのか…
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いまいち何を描きたかったのかが見えてこないまま終わった気がしました…
んー、たぶんエドガー・フーバーという1人の男についてだと思うんですが、どうも消化不良というか、それだけ複雑で描くのが難しい人物だったということか。
同性愛もマザコンも、そうなんだ…とは思うけれど、やはりそれが仕事面にどういう影響を及ぼしたのかということをもう少し描いてくれればなあ…と思った。
あくまでフーバー個人の内面に徹したのかもしれませんが、やはりFBIの創設者という人物である以上、政治や組織内でのあり方においても、なんらかの影響はあったのではないかと思うのですが。
あとはやっぱり老けメイクがやりすぎですね。
個人的に老けメイクというのは、限定的に使うものだと思うので、あそこまでほとんど老けメイクなら、年齢相応の俳優でやればよかったと思います。
メイクはよくできてるけど声まではごまかせないし、なんか最後まで違和感。そのせいで入り込めないというのもありました。
アーミー・ハマーのほうも、いかにも「老人を演じている演技」をしてるという感がぬぐえず…
まあ、皆さんがんばっていたのはわかりますけど…。
美術や衣装や照明ほか、画面作りはいつものイーストウッドクオリティで、もはや疑いない一級品ですが、そういうわけで今回はちょいと消化不良に終わりました…。
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