劇場公開日 2012年1月28日

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「FBIの裏というより、ある孤独な男の物語。」J・エドガー NAOさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0FBIの裏というより、ある孤独な男の物語。

2012年2月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

難しい

もっとFBI内部のあれやこれやが見れるのかと思っていましたが、もっとフーバー本人の人生にフォーカスした作品でした。
有名な “Trust No One”というフレーズがありますが、彼は本当に誰も信じなかったんだなぁ。。と。本当に孤独な独裁者だった感じです。
ある意味仕事に全情熱を傾けたといえなくもないですが、すごいなぁ。。。彼のことを独裁的という人もいますが、あそこまでビューローのために全てをつぎ込めるってすごいと思います。
母親の影響力はすごくて、それが彼の人格を形成している様子だとか、あとは彼の数々の秘密など、アメリカの秘密ではなく、フーバー自身の個人的な秘密が暴かれている感じです。また、彼はビューローを育てあげるのと同時に、彼自身の抱える困難にも闘ってたという。また、その戦いが非常に孤独で、でもあえて人を寄せ付けない感じが、痛いですね。
ある意味かなり深いですが、登場人物は少なく、地味な映画です。だけど、退屈ではなかった。面白かったです。

レオはオスカー欲しくてなんかもう取り付かれちゃってるんだろうなぁ。クリントと組んでみたんだけど、どうもあってないような気がするなぁ。。。
今回日本の興収はあまりよくないみたいですよね。。。
まず日本だとフーバーの知名度がないからかなぁ。。。クリントとレオなので、もっと客が入ってもよかったのに。邦画が大きいのがあるから、残念な感じになってますね。

NAO