「アクション映画としても物足りず、女性ファンにしても裸体サービスは少なく(笑)、誰の為のテイラー人気アップ映画?」ミッシング ID 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
アクション映画としても物足りず、女性ファンにしても裸体サービスは少なく(笑)、誰の為のテイラー人気アップ映画?
失踪児童サイトで幼い頃の自分の写真を発見し、やがて国家的陰謀に巻き込まれていく高校生の姿を、幼なじみの女子との恋愛を絡めて描いたアクション+青春ラブストーリー。
「トワイライト」シリーズで魅せたマッチョな体のテイラー・ロートナー主演でアクションを撮り、彼の更なる人気アップを目論んだ企画である事が見え見えなのはご愛嬌。
まあ、つまらなくはなかった。
テイラー演じる主人公ネイサンの素性や謎、降りかかる危機また危機、テイラーの肉弾アクション…それなりに楽しめる。
だけど、「ボーン」シリーズの路線を狙ったのも見え見えで、はっきり言って同シリーズの劣化版。悪役に凄みや脅威を感じないのも難点。アクション映画ファンには物足りないかも。
また女性ファンにしてみれば、テイラーの裸体サービスがほとんど無いのもマイナス点だろう(笑)
監督はジョン・シングルトン、共演にジェイソン・アイザックス、マリア・ベロ、アルフレッド・モリーナ、シガーニー・ウィーヴァーと錚々たる面々。テイラーの為の企画に付き合って(付き合わされて?)ご苦労様です。
幼なじみのカレンを演じたリリー・コリンズが可愛い。眉毛は太いけど。
“隣の幼なじみ”がぴったり。眉毛は太いけど。
ツッコミ所は当然沢山。
先にも述べた悪役の魅力不足もそうだし、まだ見ぬ実父との関係など都合良過ぎ。
テイラーの為の企画なのであれこれ言っても仕方ない。
これで人気に拍車がかかったら言うことナシ!…アレ、大して人気アップにもならなかったし、興行・批評共にコケちゃったぞ!?(笑)
見ていたらウィリアム・ボールドウィン&シンディ・クロフォード共演の「フェア・ゲーム」(懐かし〜)を思い出した。
あの映画も、緊迫感が盛り上がらないヒーローとヒロインの逃走&陰謀劇、お間抜けな悪役…と、そっくり。
“サービス精神”はあちらの方が上だったかも!?
どうでもいい事だけど。