劇場公開日 2011年12月23日

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「川島旦那はさよならだけが人生だと言い残してどこに行ってしまったんだろう。」幕末太陽傳 はるさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5川島旦那はさよならだけが人生だと言い残してどこに行ってしまったんだろう。

2020年10月28日
PCから投稿

居残り佐平次の生き方と言うより在り方が好きだ。
開き直りと言うより覚悟の仕方が、とてもじゃないが真似できぬ。
志ん朝の「居残り・・・」を聴いても、この映画を観ても何度もそう思う。
そして、監督、川島雄三の姿を重ね合わせてしまう。
姿かたちにカッコよさなど皆無だか、立ち居振る舞いにかっこいい!と叫んでしまう。
冒頭シーンと結末シーンをクロスされていれば日本映画の最高峰だったろう。黒澤明など足元にも及ぶまい。フランキー堺も後悔していたそうだ。

もう一回、観ようかな・・・この映画を。

はる