「何回見てもいい!」幕末太陽傳 talismanさんの映画レビュー(感想・評価)
何回見てもいい!
8年前(2011年)に初めて見た時は、楽しかった!で済んでた。そして再度(2019年11/5)。フランキー堺のぞっとするほどの陰惨な絶望的な表情、の一方で、身体能力の素晴らしさに、そして二人の花魁の若々しい喧嘩場面に胸がしめつけられた。
居残りと品川心中以外にも色んな落語が入っていることにも改めて気づいた。(「いだてん」にも沢山落語が入ってる!)
まだ俺は生きるんだい!と、心の中で私は自分にも言ってみた。川島監督、素敵な映画をありがとうございます。
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とみいじょんさんのコメント
2021年10月9日
コメントありがとうございました。
同感の10乗です。
落語ベースで、花魁の喧嘩等、庶民の生活を生き生きと描写している、ある意味ドタバタ喜劇。だのに、つなぎの良さと、talismanさんご指摘の「ぞっとするほどの陰惨な絶望的な表情」がスパイスとなって、ただのドタバタではなく、生の謳歌となっているところがすごいです。
フランキー氏は最初この役を断ったそうですが、かれのリズム感でなければ、これほどの映画にはならなかったですね。
川島監督の才覚に圧倒されるとともに、フランキー氏にも感謝したいです。