BRAVE HEARTS 海猿のレビュー・感想・評価
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人生が進んでも変わらない仙崎
妻は第2子妊娠中で、守るべきものが増えている仙崎。彼が一番気楽に過ごせるやり方は、全員を助けること。だから今回も全員をあきらめない。今回は、非協力的な要救助者をも命をかけて守るのではなく、仙崎含め、みんな守るべき人や未来がある身の要救助者。環菜が、こんな時代にこの子を産んで大丈夫かな?と心配していましたが、仙崎自らの生き様が、こんな時代でも思いやりはある、安心して生きようと証明しています。自分だったら守るべき人もいるのにこんなにできるかな、勇気も体力も絶対足りない、なんて凄いんだ、どんなに不安だろうか。と毎回ボロ泣きです。仲里依紗が秘密を抱えていたとはいえ、佐藤隆太が結婚相手だったら、、という不安な気持ちから口をついて出た心無い言葉は、殆どの人を代表していると思うし、数年前の環菜と同じ。傷つけられても、仲里依紗の他の誰かとの幸せを願って助けなきゃと奮闘する佐藤隆太の器の大きさと優しさも、仙崎2世が育っていることを感じさせ、シリーズの成長に感動させられました。
ハリウッド並みスケール!?
全作品鑑賞させて頂いておりますが、単純でありながら毎回、ハラハラ&ドキドキ・・・エンディングではウルウル。
ワイルドマッチョな伊藤英明さん、海猿に抜擢されて本当によかったと思います。
然しながら海猿の印象が強く、脱海猿が出来ないのも事実。
主人公の正義感が強く、心清い人間性も伊藤英明さんのキャラにマッチしてNiceです。
個人的には、加藤あいさんの成長過程を見る楽しみが優先順位として高いのですが^^;
佐藤隆太さんの機内エアをブクブクして生存は・・・ちょっと無理がありますよね^^;
でも映画ですし、全員生存でこそ海保の腕の見せ所・・・いや時任さんの手腕の見せ所!!
次作あって欲しいな~と切実に思っていますので宜しくお願いします!
正直、パニック映画ファンとしては、なんだか物足りない。
「ポセイドン・アドベンチャー」のところにも書いたけど、二作目以降、「海猿」は「ポセイドン・アドベンチャー」になった。
今回は航空機パニック映画の「エアポートシリーズ」みたいなことになっていたけど、どちらにしても「海猿」はパニック映画だと思う。
でも、正直言って、パニック映画のファンとしては、だいぶ物足りない。
「ポセイドン・アドベンチャー」のスコット牧師のセリフを借りれば「神よ!なぜなんです・・・?」的な不条理さが必要。
皆助かり、その後幸せに暮らしましたという昔話的なストーリーの方が、一般受けするし、続編その他いろいろ考えるとそうなるのはわかるけど、そこで安全策をとらないで、もう一歩突っ込んでほしかった。
現実はもっと不条理で、残酷で、訳のわからないものだろうという思いが否めない。
最近続きものばかり多くて、守ってばかりで面白くないので、もっと攻めてほしい。
これはこれでしょうがないのかもしれないけど、「寅さん」シリーズじゃないのだから、次の作品があるのなら(ないらしいけど・・・)は、もう少しなんとかしてほしい。
すごく過激に攻めて、原発が爆発して、その被害者を助けるような「リミット・オブ・原発・海猿」みたいな映画だったら絶対見るけど、無理だろうな・・・?
シリーズ安定期に
このシリーズもついに安定期に入ったな、という印象だった。すなわち、作り手と観客の間に信頼関係が築かれ、お約束がお約束として機能し受容され、笑うべきところで笑い、泣くべきところで泣き、ハラハラすべきところでハラハラするシリーズ映画になったということである。プログラム・ピクチャー化したと言ってもいいかもしれない。
迫力は満点だし、CGIもこれまでより格段に出来が良くなっている。飛行機が海面に着水するまでのドキドキ感は秀逸。でもその後の救出劇はお約束通りで、もはやハラハラよりも、安心感を持って楽しめる。主人公の結婚以降、ファミリー映画としての側面も強くなった。
今後も邦画にない迫力で、毎回のお約束をなぞれば絶対ヒットする黄金シリーズの出来上がり…だったのだが、原作者がテレビ局と対立したとかで、続きがないかもしれないとのこと。今後は判らないが、積み重ねてきたお家芸が堪能できる劇場第4作だった。
最初にくささが目立つ
総合60点 ( ストーリー:60点|キャスト:65点|演出:60点|ビジュアル:75点|音楽:65点 )
前作の題名が「ラストメッセージ」だったはずだが、興行成績がいいせいかそんなことは気にもせずにしっかりと続いている続編。原作者が著作権侵害で怒っているそうだから、今度こそこれが最後だろう。
さて内容だが、わざとらしさやくささがより目立つようになっている。前作もその点は気になっていたのだが、今作はそれ以上にそのような演出が目立つ。主人公たちと上司の、どこまで危険を冒して救助に行くかの判断基準に関するやり取りの演出のくささ。後輩役の佐藤隆太の恋の行方の前振りとその結末など、70年代の子供向け青春映画かと思えるほどで、あまりにありきたりで古臭い物語には流石にちょっと白けた。このような臭さもこの作品の売りなのだろうが、これはあまりにもやりすぎではないだろうか。この部分が今回は気になって、以前の作品ほどには楽しめなかった。もう次作はないけれど、もし作れるならばもう少し物語は頑張って作ってほしい。
嘘っぽさとくさい台詞に酔えない
「そんな馬鹿な」と感じる箇所が多くて、男のロマンに酔えませんでした。ざっと思いつくだけでも:
(1) 片側2機のエンジンが同時に止まるという設定が不自然。エンジン1機が止まっただけでは正常に飛行できるのでこういう設定にしたかったのでしょうが。
(2) 百歩譲って片側2機のエンジンが同時に止まったとしても、なぜ同時に油圧システムがダウンするのでしょう。これも不幸な偶然が重なったと言うのでしょうか。エンジンから破片が飛散しても、破片が傷つける可能性がある場所に飛行に必要なシステムは通っていないと思います。
(3) 機内がガタガタと揺れ続けるのが変。この振動の原因は何ですか。
(4) 「海上に着水するなんて訓練受けてない」という台詞が出てきますが、そんな馬鹿な。脱出に必要な時間浮いていられる体勢で着水する訓練を受けているでしょう。
(5) 着水後、胴体が二つに分離したりしません。
(6) 着水した機体が「20分しか浮かんでいられない」という発言が何度もありますが、90秒ではないでしょうか。結果として20分浮かんでいられたとしても、規定の脱出時間90秒は沈まないというのが設計上の性能なので、救助する側としては「90秒でどうやって助けよう」と考えるのでは。
(7) 着水直前フラップが全開してしていました。油圧システムがやられたという話はどうなったのでしょう。
(8) 機長が計器盤とシートの間に挟まれていましたが、機首が損傷していないのに、着水の衝撃だけでシートがそんなところまで移動するとは信じられません。
(9) 「着水する頃には日没になって救助できない」という問題はどうなったのでしょう。着水後も白昼のように見えますが。仮設誘導灯のどさくさにまぎれて忘れた?
(10) ギャレーからカートが飛び出して凶器と化していましたが、マニュアルどおり固定されていれば事故の衝撃でも動かないのでは。
(11) 美香がトイレに閉じ込められていましたが、トイレの出入り口は通路に向かってついているので、暴走するカートなどは通路を通り過ぎるはず。出入り口をふさぐように集まってくるとは思えません。
(12) 吉岡は自力で動かせない構造物にはさまれたはずなのに、水没後、金属を切断する機材をもたずに隊員が収容に行き、素手で障害物を取り除いていました。状況から見て必要になるであろう機材を準備して潜るのがプロでは。水深60mでは取りに戻るというのも簡単でないだろうし。
ワンパターン
毎回同じような内容。
海猿も最初の頃は面白かったがさすがにマンネリ化してる。
映画館で観て全く感動出来ず、それを友人に言ったらおかしいと言われたので、そろそろ内容を忘れてきたので、先日DVD借りて観直したが、やっぱり何も感じない。
ただ、一緒に観た家族は泣いていた。
私の感覚がずれてるのかなー?
私にはどうも合わないようである。
根拠のない自信が、ああいう事態を招いたんだ。
映画「BRAVE HEARTS 海猿」(羽住英一郎監督)から。
作品冒頭、主人公・仙崎大輔は、
上司から「撤退」を指示されたにもかかわらず無視して、
結果オーライで、人命救助に成功するシーン。
「なぜ、命令に従わないんだ?」という叱りに対し、
「俺は全員を助けたいんです」と、正義感溢れて言い返す。
「なるほど、その歳で特救隊に入ろうなんて奴は、
そういうことを平気で口に出来るわけか。
結局は、お前が仲間に救助されてる。俺に言わせれば、
ああいう状況を作ってしまったこと自体が、既に失敗なんだ。
そして今日も、お前は同じミスをした。
根拠のない自信が、ああいう事態を招いたんだ。
いいか、レスキューに必要なのは、スキルと冷静な判断力だ」
こう言い返すチームのリーダーに共感を覚えた。
「希望がある限り、絶対あきらめるな」という教えもあるが、
正義感だけで人命救助をするのは、無茶すぎる。
主人公だから死ぬことはないだろう、と思う客観的な目と、
もしこれで死んだら誰の責任になるんだろうか、という
リアルな感覚がいり混じって、いつも不安になる。
「自分はこの場面、あの人を助けられる」という自信は、
実は何も根拠がなく、周りで見ている同僚は落ち着かない。
その心境を言葉にすると、
「根拠のない自信が、ああいう事態を招いたんだ」
上司の命令や同僚の反対を押し切って行動するのであれば、
「根拠のあるデータ」を示してからでも遅くない。
「命を懸けて命を救う仕事」だからこそ、そう願いたい。
それでは、映画にならないよ、という関係者の声が、
聞こえてきそうだな。(汗)
軸があるから予定調和が許せる
ストーリー展開としては前々作「LIMIT OF LOVE」のラストで完結してもよかったくらいですが、前作からは予定調和でも結構、それでも観たくなる映画です。筋の通った軸をもっているシリーズだからでしょう。作品とは違う瑣末なことで続編が出来ないのだとしたら残念です。
まぁまぁ…
海猿シリーズは好きでドラマも映画も全部見ました。
前作で最後だと思ってたので、今回の作品も楽しみに観に行きました。
全体の感想としてはまぁまぁ〜良かったと思います。
…が、これがホントに最後なのであれば、もう少しモノ足りないな…と思ったのも正直な感想です。
ただ観に行って損は無い作品だと思います。
かっこよかった
メッチャかっこ良かった。
懸命に人を助けようとする姿はやっぱりいいですね。
「がつんときてください」というプロポーズのセリフが印象的だった。
それと、レスキューに必要なのは、「スキルと冷静な判断力と、ここだ」っと胸をさした最後のセリフも好きだな。
感動!
初めて海猿を見たが、もうすごく良かったです!
めちゃくちゃカッコいいし、めちゃくちゃ感動するし、こういう映画もいいなと。
伊藤英明と佐藤隆太の2人個人的に好きです。
とにかく見てこそ伝わる感動作だと思います。
今までで一番!!!
今までで一番良かったと思います!!!
まず、仙崎さんの熱意が今までよりたくさん描かれていたように感じました。
そして、吉岡さんとの長年のバディーで育んだ絆を、今までより濃く描かれていました。
それに加えて、仲里依紗ちゃんが演じた美香さん(吉岡さんの彼女)の吉岡さんへの思いとか…たくさんの熱い思いが詰め込まれた映画になっていると思います^^
最高!!!
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