帰郷(2004)のレビュー・感想・評価
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よくある日本映画。だけど
若い頃の西島秀俊が主演ということでなんとなく見始めたが、内容はよくある日本映画。
映画にもかかわらず(というか映画だから許されるのか)ヤマもオチもいまいち盛り上がらずふんわり終わる系のドラマ。
ぶっちゃけ日本映画のほとんどがこういうインパクトのない映画だから映画館に出向いてまで見たいと思うことがほぼ無いのだが、録画して家でなんとなく見るにはあまり身構えずに見られてちょうどいい。
こういう映画はスマホ片手になんとなく見て、無事全部見終えたらなんとなくノルマ達成のようなどうでもいい目でしか見られないものがほとんどなのだが、本作は意外と気になって最後まで見たいと思ってしまった。
初対面のオジサンと小学生の女の子が少しずつ絆を築いていくという内容もいいのだが、本作の観光で行くには何もなさそうだけどなんとなく散歩したい街並みに入り込んだような映像は、旅番組やバラエティ番組なんかでもあまり取り上げられないだろうこういう日本映画の特権だったりする。
恐らくだがハルオとミユキはこのあとも結婚せず疎遠になっていくんだろうと思うのだが、この結局ハルオとチハルの絆が生まれた小さな冒険はなんの意味も無かったのかよ!と言いたくなるような虚無感は妙な生々しさがあって逆にいい。むしろテレビドラマのように最後にロマンチックな奇跡なんか描かれたら、それこそなんの特徴もない安っぽいドラマになってしまう。
人に勧められる映画かと言われるとまずオススメなんかしない作品(西島ファンの場合を除く)だが、個人的には見てよかったと思える作品だった。
余談だが、こういうぼんやりとした映画は平成の綺麗とも汚いとも言いづらい画質が雰囲気と合っていていいと思う。
母の再婚の機に帰郷し、片想いしていた女性の娘と時間を過ごす。 この...
母の再婚の機に帰郷し、片想いしていた女性の娘と時間を過ごす。
この女性、仕事をさぼり、小1の娘を放置して長時間行方をくらますなど問題行動を起こす。
西島秀俊がその間、面倒を見るが、今の時代、下手したら犯罪になってしまうかもしれない。
警察沙汰にはならなくてよかった。
「ひょっとしたらその娘はオレの子供なのか」 翌日自宅を訪ねると彼女は留守だった。 西島秀俊は小学生の娘と留守番しているうちに、ある感情が芽生え始める。
動画配信で映画「帰郷(2004)」を見た。
劇場公開日 2005年6月11日
2004年製作/82分/日本
配給:ビターズ・エンド
西島秀俊
片岡礼子
守山玲愛
高橋長英
相築あきこ
光石研
吉行和子
ガダルカナル・タカ
伊藤淳史
諏訪敦彦
南川ある
本池友香
菊池史華
大崎章
西島秀俊は母親(吉行和子)の再婚のために帰郷した。
かつての恋人(片岡礼子)と再会した西島秀俊。
最後に彼女と会ったのは8年前。
「明日うちにいらっしゃいよ、娘に会って欲しいから」
「ひょっとしたらその娘はオレの子供なのか」
翌日自宅を訪ねると彼女は留守だった。
西島秀俊は小学生の娘と留守番しているうちに、ある感情が芽生え始める。
満足度は5点満点で4点☆☆☆☆です。
8年ぶりの再会。いきなりセックスしていいのか?相手は結婚してるんだし・・・
そしてチハルに会わせたかったという深雪の本心がわからず、もしかしてチハルは自分の子供じゃないかと疑惑を持ってしまう。
チハルがなんとなく母がいそうなところを次々と訪れるもむなしく、母親深雪は見つからないが、晴男は次第に父親になったかのようにチハルに愛情を注ぐ。
ラストがすっきりしない。父親の心が目覚めた晴男と、謎が残る本当の父親。ちょっと男性向け映画かも。
面白かったですね。不思議な雰囲気のある映画で、西島秀俊も子役の子も...
面白かったですね。不思議な雰囲気のある映画で、西島秀俊も子役の子もなんかボンヤリとしてる掴めない感じがあった。そこに観ていて映画に惹き込まれる所があった。帰郷した主人公が昔関係をもった女性と再会して、娘がいる事を告げられる。自分の娘ではないかと疑心半疑にも娘に会いに行くが、母親の姿が見当たらない。探しても手掛かりなく、娘と触れ合ううちに娘を守っていく決意をするが…
なんか凄く残酷な話な気もする。でも、さっぱりと言うか、ふわっと描いている。すげー振り回されて疲れも溜まるだろうし、なんか観てる方が心情穏やかにいかない。え?なんなの?ってなった。
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