「これでは大女優が台無しではないか」北のカナリアたち O家の主人@マンUさんの映画レビュー(感想・評価)
これでは大女優が台無しではないか
2本続けてつまらない映画を観た(峠・最後のサムライ)。共通しているのはミスキャストとさらには俳優の良さも引き出せていないことと、映像やカメラワーク、ストーリー構成と展開の万事が古臭い。日本映画の質が最悪だった頃の数十年前に戻っていて、製作陣は何を学んできたのだろう。吉永小百合はあんな役に使っちゃダメだ、大女優でもあんなミスマッチの役じゃ演技が下手に見えちゃう。唯一の救いは森山未来のラストの秀逸な演技だ。きっと役作りで体重も増やして、役の研究も万全で臨んだ迫真のラストの演技だろう。あれを見たら星一つには出来なかった。見どころはそこだけだった。
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