「イギリスの憂鬱 ゾンビの国のショーン」ショーン・オブ・ザ・デッド ワンコさんの映画レビュー(感想・評価)
イギリスの憂鬱 ゾンビの国のショーン
15年前に作られた映画だが、まるで、今のイギリスの憂鬱、つまり、Brexitを巡る日々の混乱を見てるようで、腹も立つし、大笑いもしてしまった。
取り返しがつかなくなるまで問題の所在に気が付かない。
何かをやろうとしても、人の意見を聞くなんてことはない。
ゴールをでっち上げて、出来ないことが分かっても、責任を取る気もない。
自分の感情の赴くままに、そして、目の前にあるものに気を取られながら行動して、さらに取り返しがつかなくなる。
たとえ孤立しようと、危険であろうと、郷愁のある場所が一番だと信じ込んでいる。
上手くいかないことを薄々感じても、プライドは人一倍高くて、非難されることを嫌がる。
つまり、Z だとか、zombieだとか言われることには一丁前に腹が立つのだ。
兎に角、バッラバラで、まとまるなんてことはあり得ない。
イギリス議会のようだ。
そして、最後にやっとこさ助かっても、反省などせず、また、同じことを繰り返す。
ただ、Brexitを上手くやり過ごすことがができるとは限らないが…。
これを今、イギリス人が観たらどう思うだろう。
きっと、ビールを飲みながら、他人事のように大笑いするのだろうか。
実は、既にイギリスはゾンビの国になってしまったのかもしれないし…。
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kossyさんのコメント
2019年8月15日
ワンコさん、コメントありがとうございます!
brexit・・・ちょっと意味調べてしまいましたw
パブについては色々聞いてましたけど、
やっぱり安いんですよね?
安全な場所は郷愁のある場所というのも
ワンコさんの記事を読んで納得しました。
普通に考えればリズたちの家の方が無難ですもんね。
『ロンドンゾンビ紀行』なんて映画もあったりしますが、
あれは自宅で徹底抗戦だった気が・・・