「野獣刑事マー君第二弾」導火線 FLASH POINT たぁ〜ちぃんさんの映画レビュー(感想・評価)
野獣刑事マー君第二弾
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監督ウィルソン・イップとドニー・イェンの前作「SPL」と同じ役名のマー刑事だけど、監督いわく同名だけど別人だそうです。
確かに、SPLの時よりも総合格闘技色が強くなっており、ファイト・スタイルだけなら別人に見える。
冒頭、ジムに乗り込んで犯人をボコボコ、潜入捜査の相棒にも一本背負いからの腕ひしぎ、1か月で40人をぶちのめしてるととがめられる程の野獣刑事っぷりをアピールしといて、その後中盤まで完全に鳴りを潜めてしまう脚本がイマイチ。
ベトナム人の極悪3兄弟の母親の描写は必要無いし、相棒の潜入捜査の苦悩描写も中途半端でテンポを悪くしている。
だが、中盤の末弟をパルクールで追っかけるあたりからラストまでは、それまでのフラストレーションを吹き飛ばしておつりがくるくらい素晴らしい!
クライマックスのコリン・チョウとの戦いは、肘、膝、投げ、関節技、全てを使った格闘映画史に残るタイマン・バトルです。
本作は、日本で観られるまで4年かかったんだけど、果たしてドニーの最新作「特殊身分」はいつ観られることやら...
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