「よくある話ながら、デンゼルはさすが!」デンジャラス・ラン りりーさんの映画レビュー(感想・評価)
よくある話ながら、デンゼルはさすが!
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原題は、「セーフ・ハウス」
CIAが世界中に持っている、重要情報保持者の身柄を確保し、尋問するための隠れ家のこと。
ストーリーはよくある話だけれど、この隠れ家に目を付けたところが、この作品の良いところ。
舞台は、南アフリカ。
そのCIAの隠れ家の退屈な管理「客室係」をしているのが、新米のマット。
世界中から指名手配されている危険人物が、デンゼル演じるトビン・フロスト。
そのトビンが≪客≫として泊まることになったことから、始まる逃走劇。
立場の違う二人が逃走するのだから、当然行動の食い違いが出てくる。
切れ者の諜報部員だったトビンと、新米の諜報部員マットでは、生き方が当然違う。
その対比が良い。
焦燥感とスピード感が、作品を盛り上げる。
武装集団の容赦ない攻め込みも良い。
ただ、デンゼルが普通に悪いヤツであるわけがなく、良いヤツに決まっているという思いが私の中にあるので、作品内容はイマイチかな。
でも、デンゼルの渋い演技に惜しみない拍手を。
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