「これを“奇跡”と呼ぶの?」だれもがクジラを愛してる。 Blueさんの映画レビュー(感想・評価)
これを“奇跡”と呼ぶの?
実話にヒントを得て作られた・クジラと人間をつなぐ?本作品。 早い話が「クジラ救出作戦」、そして原題が 『Big Miracle(直訳;大きな奇跡)』・・・ でもこれ、“奇跡”と呼べるのでしょうか。。
リポーターのアダムは アラスカに駐在中に氷に道を阻まれ囚われの身となったクジラ3頭を見つけます。 そのリポートが 全米を駆け巡ります。 グリーンピースのレイチェルや、アラスカの先住民コミュニティ、政治家、他国を巻き込んでの救出作戦は 成功するのか…というお話。
実話なので ネタバレにはならないと思いますが、このお話の“奇跡”という部分が とても訝しいです。 建て前や損得勘定ばかりが目について、純粋に「クジラを助けたい」という気持ちが 伝わってこない。。。誰からも。。。 しかもプロローグが 先住民のクジラ狩りのシーンってのは、監督が何を意図しているのか さっぱり。。。
キャスティングは 悪くないと思いました。 アダム役のジョン・クラシンスキーも、レイチェル役のドリュー・バリモアも。 その他の皆さんも 実在の人物像を壊さないように演じていた感じがしました。 …でもね、本当に この脚本で良かったですか?と聞いてみたい。
ちょっと前に『Dolphin Tale(2011)イルカと少年』(レビュー書いてます)を観ましたが、そちらのほうが もっと素直に“奇跡”を感じたかなぁと思います。 歴史(出来事)を知るために残すのは いいのかも、という一本。 評価3.0、内0.5は ジョン&ドリュー票。
鑑賞し終えた率直な感想としては、微妙な作品でした。(他のユーザーさん達の評価が良くない気持ちも分かります)この手の舶来ものの、ノンフィクションの作品は、他にも鑑賞させて頂いていますが、私的には、まだ、まともに鑑賞出来る範囲でした。(この作品よりも他に、ガッカリさせられたノンフィクション映画は、まだ私には、ありました←具体的な作品名をあげたら、きりがないくらい。又、作品名をあげた所で単なる誹謗抽象や不平不満にしかならないので、これ以上は、避けさせてもらいますが)映画が好きだからこそ厳しくチェックする方々すれば、不満が残る大味な作品だったのでしょうが私には、(やや)可寄り(かと言いまして、あきらかな不可でもなく)の作品でした。
ケチャックさん、コメントありがとうございます。 制作する側が何を伝えたいかという点と、タイトルをつなぐなら もう少し脚色しても良かったかなと思ったのですが 作品の印象は皆さんそれぞれ違いますからね。 ご観賞後のケチャックさんのレビューを 楽しみにしております☆
事実と明らかに違う内容でしたら問題でしょうが、この手の映画は、制作する側が何を伝えたいかが理解できれば、(それすらも理解できないぐらいの内容でしたら論外でしょうが)十分だと私は、思います。(このコメントは、まだ、この映画の公開前なので、憶測で失礼ですが)映画の趣旨としては、色々な立場の人達と思惑が入り組んだ内容と解釈いたしますが、あまり難しく考えたり、変に構えずに私は、これから鑑賞したいと思います。