「細かい事は気にすんな!!!」バトルシップ れおさんの映画レビュー(感想・評価)
細かい事は気にすんな!!!
パシリムとか大型建造物がバトルするのが好きな方向け。
ストーリーはふんわりですが、兎に角絵面とテンポ重視。もっとアメリカ軍立てた描写でも良かったのにな〜日本軍の地味な忍者スキルが描かれていて私は嬉しいですが。
これ普段なら中国とかを仮想敵として描くのだろうけど、経済的に厳しいので宇宙人にした、という感じ。
だから人間に極めて近いし、未知のエネルギーとか鉱物使ってるからお互いにレーダーに映らないし、先遣隊だから装備だって充実してるわけじゃない上に通信隊なくなってあっちも必死なんだよ別れよ馬鹿!!取り敢えず他の映画の価値観で宇宙人を定義して見ない方が気持ち良いです。
終盤空母が出てきたらわりと敵の兵器をあっさりやっつけるあたり、風呂敷の畳方と、その空母を寄せ付けずに駆逐艦と戦艦だけで戦わせるためのお膳立てのための風呂敷の広げ方は丁寧だなあと思いました。
傷ついてもう休息に入ったけれど、戦う時には立ち上がる、の比喩表現としての傷痍軍人さんもいい味出してた。
M16が効かない相手でも12cm砲ならきくよ!12センチ砲が効かなくても、41センチ砲ならいけるぜ!っていうパワーバランス描写もわかりやすい。
フルデジタルに慣れた兵士がいきなり軌道計算とかできっかよとかはこの際おいとこ。
そういうのは求めてないし。
あと三式弾も凄かったです。対地兵器運用燃えるわ〜〜〜!!!
私は!戦う戦艦が見たかった!!!
駆逐艦が一発で沈む攻撃を受けても中破ですんで、さらに攻撃を放つことが出来る、丈夫な戦艦が見たかった!!
何のために四桁の船員を必要とし、大量の燃料を消費し、大型の弾薬を積んでいるのか、その意義が映画の中でも生きている、大艦巨砲主義が輝く一瞬が見たかった!!
のでテンポもいいしとても満足です。
あっでもみょうこうのデジタルモデル、あたごの文字は消しといて欲しかったです。