「燃えるもんは燃える」バトルシップ ゼリグさんの映画レビュー(感想・評価)
燃えるもんは燃える
ここのレビューが評価まっぷたつで、正直ウンコを念頭に置いて鑑賞したんですが、なかなかどうして面白かったですよ。
たぶん浅野忠信さんが意外と出ずっぱりだったので、宇宙人映画って感じがしなかったからでしょうか。普通の戦艦アクションみたいに楽しめました。
付け加えると、昔の戦争映画の特撮はあるんですが、最新のVFXで戦艦があんなにアグレッシブに動いて大砲をバンバン撃ってる映像を観たことがなかったもので、クライマックスのミズーリによる攻撃なんかは不覚にもけっこう興奮してしまいました。
あとレビュー観てて思ったことなんですが、なんで本土にさっさと上陸しないのかとありました。
あの宇宙人たちはただの偵察隊じゃないでしょうか。たった5機でしたし、一機墜落したとこをみると地球もそんなに情報なく手探りで来て、とりあえず発信された通信機があるであろう場所に行って、それを横取りして仲間を呼ぼうとした(理由は不明。丸腰の相手は殺さないし)。
けど着地地点に偶然武装した兵器っぽいの(戦艦)があったもんで「見つかっちゃった!!」と思って様子見してたら音鳴らされたから音鳴らし返したら撃ってきやがったもんだから、「あーはいはい敵ね」ってことで、目標付近の敵だけでも殲滅させてる(範囲は限られる)間に通信機を使おうとした。
みたいなとこじゃないでしょうか。
こう書くと敵地に潜入した際の軍事作戦まんまで、けっこう理にかなってるんですよね。
一個小隊で敵地に来といて敵の本拠地のド真ん中に攻め入るバカはいないってことです。
基本的にアナログ兵器だし、銃でコックピットのガラス割れるぐらいだから、大した技術力は持ってないんでしょう。
それでも宇宙船の技術だけすごいし、あのガラスで水中と宇宙空間耐えれるかは知りませんけど(笑)