劇場公開日 2012年4月13日

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「一緒に戦おうよ」バトルシップ kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0一緒に戦おうよ

2018年10月30日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 お前も海軍に入れ!と兄に説教され続けたバカな弟アレックス・ホッパー(キッチュ)。バーで知り合った女サム(デッカー)に一目惚れした弟ホッパーは果敢にアタックするも、彼女はチキン・ブリトーがどうしても食べたいだけの女。店には品切れだったので、スーパーに忍び込んで盗んできたが、すぐにお縄。サムは海軍のシェーン提督(リーアム・ニーソン)の娘だった。そして数年後には海軍将校になっていたアレックス・ホッパー・・・

 環太平洋軍事演習の間にも、サッカーの親善試合が行われ、アメリカの相手は日本。そこでナガタ(浅野忠信)と因縁が結ばれる。アレックスはそして巨大なエイリアンの母船と巨大な艦隊。世界中に侵略者の手は伸びているが、母船はバリアを張り、演習での軍艦だけが頼りとなってしまったのだ。エイリアンの攻撃は続くが、夜になると双方レーダーに映らなくなり、アナログな攻撃を繰り出す作戦を立てる・・・

 ギアを積み重ねた球体が破壊担当?これがいっぱいあると恐ろしいけど、エイリアンたちはヘルメットに映る対象物が攻撃色の赤になったときだけ攻撃するが、緑色になると攻撃しない。日光に弱いこともわかる。

 派手な攻撃だとか、『アルマゲドン』もどきのディザスター描写は凄い。しかし、大気圏内に入ってきて、海に墜落しているほど頑丈なエイリアン軍隊。こんなものに勝てるわけがなかろう。まぁ、核攻撃などというバカな方向には走らなかったが、最後に救ってくれたのが第二次大戦を戦った今ではパールハーバーの記念艦となっている戦艦ミズーリと老齢退役軍人たちという、なんとも微笑ましい展開にもってゆくおバカな脚本。しかも攻撃対象となるのは、エイリアンが通信に使おうと乗っ取ったオアフ島の天文台というのもなぁ・・・。オバマ大統領も実写で使ってるし、強烈なアメリカ万歳映画とはならなかったが、中国や北朝鮮を敵対させている台詞もあることから、「一緒に戦おうよ」と訴えてくる安保条約推進軍事映画となってしまった・・・

kossy