セカンドバージンのレビュー・感想・評価
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駄目だろこれ( ゚Д゚)
自分はテレビドラマ版を全部は観てないけど・・・面白いドラマだとは思う。
観た人の話を聞くと、不倫関係になるまでのプロセスもちゃんと分かるし、女の強さみたいなのもしっかり表現できてて話にも入り込めるようですが・・・
この映画版なぜ作った???
まず冒頭から必要以上に長い(;´Д`)
水をちゃぽーんと汲んできて病人の体を拭いてて・・・そこから回想シーンに入る。
そしてタイトルが出るが、このタイトルの出方がお粗末過ぎる(;´∀`)
仮で打ったみたいなフォントでセカンドバージンとΣ(゚Д゚ノ)ノ
ファンサービスになってねえだろこれ!!!
そこから回想シーンが4年前、3日前、8年前・・・時制の処理が適当過ぎるわ!!!
会ってから不倫関係になるまでのプロセスが全然分からん(´Д`)ハァ…
いきなりメールで「会いたいです」とか唐突過ぎる(;´∀`)
そこからインタビューで
「私は愛だとか恋だとかいう感情は排除してきましたので」
とかいう回答をしたシーンから急に変わって車中キスシーンで
「排除してないからこういうことになってるんじゃないか・・・」
さらにそこからまたインタビューのシーンに戻って
「あんまり多くのことを求めすぎると罰が当たると思ってますので。」
そしてまた車中キスシーンで
「罰が当たるんじゃないのか・・・」
これコントですよもはや≧(´▽`)≦アハハハハハ
テレビでは撃たれて入院するのがシンガポールなのに映画ではマレーシアに変わってて、まあそれはいいとしても・・・
撃たれただけなのに爆発して大やけどをしてさらに包帯ぐるぐる巻きにされて・・・一体なぜ???
あと入院してる病院が何であんなリゾートホテルみたいな場所なんだ?
マレーシアの病院ってあんな感じなのか???
さらにディナーに誘われて現地の歌を歌って・・・こういうの意味ないからほんとやめて欲しい(;´Д`)
そしてそこの看護士が「私もあなたと同じように誰かを愛したいわ・・・」
イスラムだろ?イスラムで女の不倫ってかなり重大なことだろ?( ゚Д゚)ハァ?
そして劇中でしきりに出てくる鼻歌。
現地の少年がそれを歌ってて実は・・・っていう伏線で使ってるんだろうけど下手過ぎて何の曲だか全然分かりません┐(´д`)┌ヤレヤレ
来生たかおの『はぐれそうな天使』だったと分かるのがエンドロールになってからです(゚∀゚)
ドラマ版で出てきた息子はどうした!!!なぜ出さない!!!
深キョンの「あなたは行くんとのエッチが欲しかっただけなのよ!!!」って台詞はどうなんだろうε-(´・_・`)ハァ・・
修羅場だろあそこのシーンは?
著しく緊張感を削ぐし台詞自体がギャグっぽい(;´∀`)
噴飯ものなのがラスト。
「人間は死から逃れられないけど、愛する人を忘れないことが死に対するささやかな勝利なのよ・・・。」
という説教くさい台詞をカメラ目線で言い、そしてその後病室の床に倒れてるちょうちょがまた飛んでって群れと合流して・・・
だっせ~~~~~~~~~~~ワーイヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノワーイ
全くお勧めできません (・´з`・)
突破してないと思う。
TV版が大ヒット、御礼企画ということらしいが、それにしても…。
ドラマは一応全部見ていた(特にファンでもなかったんだけど)
だから映画版はいいかな、と観る気がないまま過ごしていたのだけど。。
ものすごい酷評!というのを聞いて、俄然観る気になってしまった(爆)
一体自分は、映画に何を求めているんだろう^^;
予想では、続編なのかアナザーストーリーなのか、分からなかったが、
(冒頭シーンはまったく同じ場面展開)
実際に観てみると…TV版をかなり端折って、いい加減にまとめた駄作。
あぁ~これじゃあ…ダメだろ、そりゃ。って私も酷評に賛同しましたね。
製作サイドの威信を疑う、これで再放送を見る人が増えると思うのか?
(あざとすぎるだろ、チャンネル銀河)
ミイラ男と年増女の、異国での最期のランデヴー。美しくも何ともない。
そもそも何でこの二人がこんなことになっているのか、
元妻はなぜこの二人に未だ未練を残すのか、これじゃ何も分からんわ。
賛同できないラブシーンや罵りあいを延々と観せられる観客の気持ちを
アッサリと無視したこの作り、大石静もよくこんな脚本を書いたよなぁ。
ドラマを見ていた皆さんなら、まぁついてはいけるこの物語、
見ていなかった皆さんに、これじゃああんまりなのでササッとご説明を。
そもそもこいつら(あ、すいませんミイラ男の行と年増女のるいさんです)
は不倫関係になった後、偶然にもるいの隣家に奥さんと引っ越してきて、
あらビックリ!奥さんがいたことを知らないるいは行と別れようとするも
行が離れていかない。妻の万理江はるいに憧れ、子作りの相談や猫の
世話までかって出て、板ばさみになるるい。でもこの二人、不倫を続けて
やがて万理江に見られるまで(恐怖!)行がるいを愛欲まみれで追い回す。
ちなみにるいにも前夫との間にできた息子がいて(もう大人)その息子の
彼女が自分と同じおばさん(YOU)だったりして、まぁてんやわんやでして。
あんな映画のように二人でご飯食べてるシーンなんて見たことないぞ!?
いちばん面白かったのは、万理江が二人の不倫を知った後!!であって、
一番バカだと思われた妻が、いちばんのやり手に変貌するところが見事!
ここを見せずしてどうするよ~(汗)深キョンがすでに女社長じゃ半減だ~。
妻の復讐がいかに凄まじかったか、どこまで二人を追い詰めたかを描き、
他人の物を盗るとどうなるか、他人を不幸に陥れるとその後どうなるかを、
行さんとるいさんから切なく学べる…反面教師的な物語だった訳ですねぇ。
(ちなみに行が逮捕されたのも、妻がケータイ見てチクったからだったし)
もうね、このドロドロ感はドラマでないと多分伝わってこないでしょう^^;
それを見たうえで今作、だったらば何とか…(それでもつまらないけどね)
鈴木京香を美しいとか、長谷川博己(鈴木先生!)カッコいい~とか、
そういった観点で観ることのできる方にお薦めします。(実際恋人らしいし)
私が一番好きだったのは倖田來未が歌った(ドラマ)主題歌 『あなただけが』
内容にピッタリと合っていて、最高だった。あれをもう一回聴きたかったな。
(なぜ安易な映画化が横行するのか。出来が酷いとファンを減らすだけだ。)
擁護します!
酷評もあり躊躇もしましたが、ドラマを楽しんだものとしては、確かめずにはいられませんでした。結果、傑作です。
監督には申し訳ないですが、脚本家の映画ですね。特殊なカップルの情事を覗き見る興味に終わって欲しくないという強い意志が貫かれています。
特筆すべきは、京香さん圧巻の演技でしょう。冒頭の台詞など、もう少し『やさしく甘える』ようにしたら…。と注文をつけたくなりましたが、終盤には、るいの強さに触れる件があって、あぁ、あれが正解なんだと納得させられました。全編、一分の隙もありません。
脚本家は、ふたつの小さなありふれたエピソードを織り込むことに心血を注いでいて、これこそが、この映画のすべてと言って過言ではありません。
ひとつは歌です。この際、歌の歌詞やメロディーはさほど重要ではなく、大切なのは、行が同じ歌を同じように口ずさむことに、るいが気づくという一点です。
『はぐれそうな天使』が選ばれた理由は、たぶん、脚本家の趣味でしょう(笑)(行くんと来生たかおさんのルックスの方向が近い?)
二人の年齢の違いを浮き立たせる年代の曲ならば、それで十分なのです。歌詞の内容に照れて、ハミングしたという見方も出来ますが、ハミングだからこそ行の耳に残り、ある少年も覚えたという展開を重視したいと思いますが、いかがでしょう。
もうひとつのプロットは、ご自身でお確かめ下さい。
愛する人が、このささやかな思い出に、どれほど慰められ励まされたかと気づく時、どんな思いがするのでしょう…。
るいさんの耐えるような表情が神々しいほどに美しい。
そして、行が投げつける不可解で酷い台詞も、実は、逆に読むべきだという示唆も与えています。勿論、自分を責めているのでしょう。
こうして、まるで全てのピースが埋まったパズルのように映画は完成します。
特別な美男美女に限らない、セレブに限らない、ましてや年齢差など関係ない、普遍的なメッセージを持って。
愛する人の好きなものを自分も知りたい、分かち合いたいと思う人ならば、絶対に観るべき映画です。
名演にどっぷり浸れば、深く長い心地よい余韻が待っています。
蛇足ながら、いずれDVD化されるでしょうが、エンドロールの曲は変えられないんでしょうか?ドラマと同じく、サティのアレンジも良いですし、来生たかお版『はぐれそうな天使』のイントロ、あるいは間奏に、るいと行のハミングを重ねたら最高です。なんとかなりませんかねぇ。
鈴木京香VSフカキョンのドロドロ流血戦をもっと観たかった
人気ドラマの劇場版だが、あいにく1秒も観ていない。
恋愛・仕事・セックスetc.に対する女性の価値観を赤裸々に綴った内容が話題となったが、配給元は天下の国営放送やし、Rはおろか、PGすら指定されていない時点で、核であるハズの濡れ場は期待度ゼロだった。
案の定、ベッドシーンはセミヌードのセの字もなく、官能とはほど遠いお粗末な描写で眠い、眠い…。
老若男女問わず誰でも観られるラブストーリーを目指して創ったのなら、こんな未練タラタラのネガティブな男女関係なんてガキは観たいとも思わへんよ。
確かに、枯れる寸前に咲く女の凛とした色気の輝きは、あの年代の女優やと鈴木京香しか表現不可能やけど、あんなにバリバリのキャリアウーマン全てを捨ててまで恋人に走る一途さが理解できない。
恋の駆け引きは不得手や言うてるハズやのに初対面でもうアドレス教えてるし。
いきなり猛アタックってヤル気満々やんけ…。
とツッコミ入れた時点で映画の趣旨と矛盾してますからね。
そりゃ、前の旦那別れますよ。
フカキョンが演じた恋人の奥さん役が世間知らずのお嬢様で、イビリになかなかのセンスを持っていて、彼氏争奪戦がヒートアップすると期待したんやけど、早々に降参して悪役を辞めてしまったのは勿体なかった。
もっとグチャグチャに場外乱闘して欲しかった。
戦いが紳士的っていうか…
血ダルマになれよ…
なってこそのキャットファイトやろと…。
まあ、過激さを狙い過ぎると昼ドラみたいにコテコテに煮込まれるのもキツいしね。
個人的には『エマニエル夫人』と『アイズ・ワイド・シャウト』の中間点ぐらいがちょうど良い感じの官能ワールドやと思うけど、邦画でそれを求める自体、野暮なのかもしれない。
『花と蛇』ぐらいであろう。
東南アジアで不倫の逃避行をジラしながら交わる男女のもつれを売りにした映画やと、ミポリンの『サヨナライツカ』よりは、オモロかったかな。
では最後に短歌を一首
『悔ひる森 さ迷ふ瞳 濡らす傷 二度咲く華は 追憶に抱く』
by全竜
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