劇場公開日 2011年9月23日

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「映画としては皆の評価どおりだけど、戒めになる。」セカンドバージン ふじさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0映画としては皆の評価どおりだけど、戒めになる。

2024年7月4日
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映画の後味が悪い。でも、これが現実だと分からせてくれる、という意味では、良いかも。
2024年という、当時からすると未来になってから初めてドラマを観たので、ドラマにも、古さは感じたけれど、こんな時代(キャリアウーマンがまだ珍しがられる時代。金融関係も当時は花形だったし。女性が体のラインの分かる服で出社したり、不倫が多かったり)もあったな、と懐かしみながらも、主人公同士が惹かれていく様子は、自分自身、こんな恋愛懐かしいな、と思いながら、共感できた。長谷川さんのリアルな出世物語のようで、私は、鈴木さんの切なさに共感できた。しかし、ドラマは、恋愛の楽しい部分が多くて、観てるほうも楽しめるけど、美化されたままだった気がする。
映画は、ある意味、リアルかも。景色は幻想的なものの、主人公の人間関係はリアルな気がした。男が落ちぶれたとき、いつまでも傍にいるのが良い事ではない、と思う。愛してるからこそ、お互いのために区切りをつけるべきなのでは?けじめをつけて、男を再出発させて、別の人生歩むべきなのでは?そんな男の?本音を言ってくれたような気がして、かえってスッキリ。現実を見れた気がした。
るいさん、恋愛下手。外見は綺麗だけど、息子を育て上げなかっただけあって、男という生き物を知らない。でも、完璧でないのが人間。
ドラマでは悪役だったマリエさんが、映画では、この先の人生、楽しみが待ってる予感さえする。
映画単体としては??だけど、こうやって、議論したくなったから、そういう課題提供という意味で、ドラマの余韻をいつまでも引きずらない(視聴者の未練を断ち切る)ためには、良い映画かも笑。
色恋には見切りをつけよう!そういう戒めになりました。

ふじ