劇場公開日 2006年2月11日

「そして映画は微妙だった」サイレン FORBIDDEN SIREN 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5そして映画は微妙だった

2015年3月6日
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鑑賞方法:DVD/BD

怖い

単純

同名ホラーゲームを堤幸彦が映画化。
サイレンの音と共に島民が消えた夜美島。29年後、溺愛する弟の療養の為に島に越してきた由貴は、島民から「サイレンが鳴ったら外に出てはいけない」と忠告され…。

“そして誰もいなくなった”的題材、前半の不穏なムードなどはいい。サイレンの音も不気味。
ところが、中盤~後半はこの手のホラーお決まりのグダグダ感。コントみたいに感じてしまった箇所も。
3回結末が見せ場だが、サイレンの正体、島民の謎など釈然とせず。突然、○○○ホラーになっちゃったり。
ヒロインと弟の秘密も、清水崇監督&満島ひかり主演のホラー(敢えてタイトル伏せ)と被る。(最も、製作年はこちらが先なんだけど)

市川由衣は可愛い顔してパワフルヒロイン。
その他キャストは無駄遣い。阿部寛なんてほとんどゲスト出演。

こういうホラーゲームって映画にしたら面白そうだなぁと思いつつ、いざ映画になったら微妙なものが多い。「弟切草」「ひぐらしのなく頃に」然り。
一時期「かまいたちの夜」にハマったが、ゲームの方が面白い。

近大
kossyさんのコメント
2019年11月23日

毎度ありがとうございます!
ゲームを映画化して成功した作品は『バイオハザード』のみかな~
ゲームを知らなければ結構楽しめたりしますよね。
『ひぐらしのなく頃に』は色んなバージョンの映像化作品があるので、ちゃんとまとめてほしかったりします・・・

kossy
浮遊きびなごさんのコメント
2015年3月15日

近大さん、お疲れ様です。

昔観た時もガッカリした印象があったのですが、
近大さんのレビューを読んで再鑑賞してみました。
同感です。前半良いけど後半ガッカリ展開ですね。

ホラーTVゲーム史上屈指の怖さと濃密さを誇る
『SIREN』の映画化!つうことで、プレイ経験者の
自分は公開当時ものすごーく楽しみにしていた記憶。
だから最初の鑑賞時の“コレジャナイ”感たるや……。
森本レオ以外はみんな真面目に撮られた
ドリフ大爆笑みたいですし。

今回は割と冷静に観られましたが、
それでも判定付けるなら2.5~3.0くらい。
前半であれだけ前振りしといて、その説明を殆ど
あのドンデン返しに委ねちゃうんですもん。
一応○○の復讐に利用されたと解釈できる余地も
あるにはあるけれど。

ああ、誰か原作愛のある作り手がリメイクして
くれないか。以上、愚痴が言いたいだけでした。

返信お気になさらず。では!

浮遊きびなご