「ちょっとマイルド過ぎ。」南極物語 勝手な評論家さんの映画レビュー(感想・評価)
ちょっとマイルド過ぎ。
1983年に公開され、つい先ごろまで日本における興行収入記録を「もののけ姫」に抜かれるまで(ちなみに、現在、日本における歴代一位の興行収入は「千と千尋の神隠し」)保っていた「南極物語」のリメイク。最初に「実話にインスパイアされた」とクレジットされていますし、最後のエンドロールには「南極物語を参考にした」と言うクレジットがされます。
設定が日本版とは結構異なっています。でも一番違うのは、日本版では犬には特に演技をつけず、ドキュメンタリー風に撮影していたのに対し、アメリカ版では犬にもしっかりと演技をつけているところ。アメリカ的ですね。でも、しっかりと犬が演技をしているところは凄いです。
8頭の犬が出てくるのですが、実はそれぞれ2頭の犬が演技しているので、合計16頭の犬が出ています。最後のクレジットに注目。あと、演技するときは犬1頭に付き、二人のトレーナーが付いたので、トレーナーも16人いたそうです。
お涙頂戴モノかと思っていたのですが、それほどでも無かったですね。感動するのは間違いないのですが、期待したほどではなかったです。最後も結構あっさりだし。その意味では、日本人にはちょっと物足りない可能性が・・・。でも、いい映画です。多くが吹き替え版なのは、教育に良いので、子供にも見てもらおうと言う配慮でしょうね。私は、字幕版を探して見てきました。だって、吹き替えだと雰囲気が伝わらないですからね。
コメントする