「ハリウッドを越えたいとの一心で作ったサスペンス・コメディ」陽気なギャングが地球を回す odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
ハリウッドを越えたいとの一心で作ったサスペンス・コメディ
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邦画でこれだけ贅沢な予算で作られた作品は珍しい、俳優、CGにカーチェイス、海外ロケと使い放題、監督冥利に尽きるでしょう。
ミュータントほどの力はないが変な能力をもった4人組、ことさら金に執着心が強いわけでもない、いわばゲーム感覚、遊びで銀行強盗なんてもってのほか、ましてロマンだなんていかれている。そんなプロットだから銀行の警備も超手薄、ショーマン気取りで難なく強奪に成功してしまう。それではひねりが足りないので謎の犯罪組織が絡むが分かってみれば小悪党では物足りない。この種の映画でおなじみのスーパーハッカーはでないものの謎の田中商店がいい味出していました。控えめながら胸きゅんシーンや子供に小動物は女性サービスなのでしょう。
邦画としては稀有なしゃれたサスペンス・コメディに仕上がったとは思うのですがどこか既視感がチラホラ、オマージュとしておきましょうか、ナイスチャレンジでした。
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