「超人ミラ」ウルトラヴァイオレット odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
超人ミラ
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カート・ウィマー監督は「ヒーローは必ず勝つことは皆わかっている、であれば気持ちよく圧倒的に勝つべし」との持論通りウルトラヴァイオレットことミラ・ジョボビッチは超人的強さ、「マトリクッス」のキアヌばりの銃弾かわし、武器は体に仕込んだ銃と剣、宿敵の本拠地に乗り込んで本当に一人で数百人もの兵士を倒したのかは定かでないが結果生き残ったということは倒したのだろう。タイトルバックにウルトラヴァイオレットのコミック雑誌のようなものが使われているが原作は無くカート・ウィマー監督がミラを想定して書いたオリジナル脚本である。
ミラはバイオハザード2の後に撮ったようだが本作では化け物は登場せず忍者もどきの兵士がせいぜい、こちらは質より量と言うことか。それにしても日本の殺陣を思わせる斬り合いはすさまじい。漆黒の闇の中、ライトセーバーならぬ炎の剣で決闘とは凝っている。怒りで髪や服の色が変るのはファンサービスか?、斯様にアクションが見せ場であり、映画「グロリア(1980)」のような、ちょい悪おばさんと少年の逃避劇や、手垢のついたウィルス感染云々の動機づけなど、もはやおまけに過ぎない。
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