劇場公開日 2011年10月1日

はやぶさ HAYABUSAのレビュー・感想・評価

全43件中、41~43件目を表示

4.0爽やかで後味が良い。

2011年10月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

”はやぶさ”ミッションが淡白でまったり。
危機感と達成感も薄かったが,
未来へのステップとなる挫折と成功,
トライ&エラーは夢に繋がるとするメッセージが
映画全体に行き届いていて気に入った。

なにより主人公,水沢恵の存在が効いている。
悩みながらも今を懸命に生きる姿が前向きで好印象。

”はやぶさ”とともに成長していく彼女が今作の魅力となっていた。

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AKIRA

4.5自分を思わず振り返る。

2011年9月29日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

泣ける

興奮

知的

2003年に打ち上げられ、2010年6月13日に地球へ帰還し、
小惑星イトカワのサンプル採取を搭載したカプセルの中などに関して
様々な憶測も含め、ニュースに取り上げられた事は記憶に新しいと思います。

僕もそれくらいのことしか記憶にないくらい
まず宇宙に関する予備知識まったくなしの状態でした。

そんなわけで出演者の豪華さや
監督の名前を拝見した事がある(『20世紀少年』とかの監督です)ということ以外に
期待値は低かったんです。
でも、見ていくうちにぐいぐいと引き込まれました。

はやぶさが打ち上げられるまでの先人の姿から打ち上げ、
帰還するまでにこれほどまでに人の想いがあり、努力があり、
悲しみや困難の中でそれでも奮闘し続ける情熱がある。
その人間ドラマの力強さに
自分の中にある様々な思いを
再確認する事が出来たような気がします。

一緒に見た友人に、これをアメリカが映画化したら、
もっとオーバーで恋愛要素なんかもてんこ盛りで…とか話しましたが、
この実直な描き方だからこそ伝わるものは確かで重いのではないかと思います。

もちろん随所にちりばめられたユーモアもあったり、
映像が美しかったりなどの見どころもあるのですが、
このはやぶさに携わった人たちの探究心と仲間への想い、
宇宙への想い、科学者としての生き方、諦めない姿。
その人間ドラマに素直に感動させられました。

いや~、これはいいわ。

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ROUGHLAUGH

4.0はやぶさ’の奇跡の旅の再現は、貴方に感動をくれる!

2011年9月21日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

泣ける

みんなの記憶にまだ鮮明に残る、あの‘はやぶさ’君の奇跡の旅の再現は、きっと総ての
人に、感動を約束してくれるに違いない!
試写会で、上映終了直後は拍手の渦!! きっとみんなもさわやかな感動に涙する事だろう!

名優?いや、怪優とも言うべき、とらさんこと渥美清氏亡き後、我が国を代表する、コメディー俳優No1の西田敏行さんのあの笑顔が、数奇な運命に翻弄される、宇宙探査機の
‘はやぶさ’君の苦難の旅の再現記録を笑いで乗り越えさせてくれる!
そして、宇宙探査機が遭遇する旅の記録再現は、宇宙の専門家でなければ、理解が困難である、その難しいトラブルの過程を、新米スタッフの水沢恵の目線で、観客は映画の中へと入って行かれる。このナビゲート役を果たす、竹内結子も、天然キャラを演じてお見事だった。そして、同時にこの映画は水沢と言う若い研究員の7年間に経験する一人の女性のサクセスストーリーとしてこの映画を捉えて見る事も出来、楽しみ方は様々!
水沢の兄が何故亡くなったのかなど、説明不明瞭な点も有るが、この作品は全体として、今年311で最大の危機にみまわれた今日の日本の復興にも、コツコツと日々積み上げる日本の技術力開発の可能性を信じるならば、大きな成果を再び目の当たりにする事が出来るかも知れないその一つの可能性を示してくれた。
地味な作業でも、コツコツと積み上げて努力する日本人のこの勤勉さにそのプライオリティーを認めても良いと思う。その人間力としての底力を信じる事こそが、明日の日本の、進む可能性を示唆してくれる、希望の星とでも言える映画だ。
日本は、エネルギー資源の乏しい国家と言われるがそれは本当だろうか?
日本には、技術開発を考える日本人の人間力としての明晰な頭脳と勤勉と言う美徳は、我が国の立派な資源であり、最も有用可能で価値の高い資源だ。決して人の力を信じる事を忘れてはならないと思う。
しかし、この映画でも、再三に渡り、予算の縮小と言う危機に見舞われる宇宙開発研究費の問題が登場して来ていた。この2002年から2010年と言えば、小泉政権による自衛隊のイラク派兵に始まり、戦後初の日本が世界に軍事介入のサポートをする出来事もあった時期である。同じ税金の投入であるなら、技術力を誇る日本人の頭脳を生かす研究費の助成金増大を図る事こそ、日本の可能性を世界により多く分野で、世界貢献する結果へと導く大きな一助としみじみと思う。
映画そのものから大分ずれてしまったが、この作品を見て、我が国の政治家の近視眼的、且つ、方向性の不明瞭な国家方針が、日本の文化力、ソフト資源の可能性と躍進に蔭を落としている事をこの作品を見て改めて感じた。
日本のプラスの可能性・大切な科学、医療・産業・或いは芸術等、人間の頭脳と言うソフト面の研究開発に国家予算を投入する事こそ、我が国の未来を明るく照らすと思う。
311震災復興が最大の課題である、今日の日本にまさに、信じる事、諦めない事、長期的な計画を立て、結果を焦らない事、それに対し不安を抱かない事、日本のソフトと言う人間力の開発を促進する事を願わずにはいられない作品でした!しかし人間の集中力にも限界が有る。2時間20分は少し長かった

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ryuu topiann